キッチン付近の窓は他より特別しつこい汚れがついていると感じませんか?
その原因は油汚れにあります。
キッチンコンロの周りのでも同じですが、油汚れは普通の掃除ではなかなか落ちてくれません。
力任せに掃除しても取れないうえ体力も使います。
ですが掃除のコツを知っておくことで簡単に落とすことができるのです。
今回はそんな油汚れの掃除のコツを紹介していきます!
◎どうして窓ガラスに油汚れが付くの?発生原因を紹介
油汚れが付く主な原因は料理にあります。
炒め物など料理をするときには必ずというほど油を使います。
この油が水蒸気と一緒に空気中に漂って窓に付着するのです。
掃除の期間が開いてしまうと、油汚れが何層にも重なって窓ガラスが曇ったり黄ばんで見えたりします。
窓は油以外にも室内の埃や外から持ち帰った花粉、窓の開閉の時に付く手垢で日々汚れが蓄積しています。
そのすべての汚れが蓄積し、油と他の埃や手垢などと混ざりあって頑固な汚れが完成してしまいます。
頻繁に掃除できればさほど大変な思いをすることは少ないでしょう。
ですが私の経験上、ベランダやリビングの窓掃除は覚えていてもキッチンの窓はなぜか見落としてしまいがちです。
キッチン付近の窓は小窓が多く、古い家だとシンクや棚の奥に設置されていることが多いです。
物が邪魔して視界に入りにくいことや、物を退けてからでないと掃除がしにくい場所なのでつい見落としがちになります。
そのため年内の掃除の回数も限られてくることが多い場所です。
育児や仕事で忙しい家庭では殊更難しい話ですよね。
なので、油汚れの特徴を知り、効率よく簡単に落とせるコツを知っておくと良いのです。
窓ガラスの油膜にはセスキがおススメ!セスキを使った掃除の方法
重曹・クエン酸とならんで最近注目を浴びるようになったセスキが油汚れには効果的です。
正式には「セスキ炭酸ソーダ」という名称で、簡略化してセスキ水と言われることが多いです。
セスキ水は重曹と同じアルカリ性の性質を持ちますが、重曹よりも強力なアルカリ性を持ちます。
油汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性であれば重曹でも問題ないのですが、アルカリ性の強度からみてセスキ水をおススメします。
キッチン付近の油汚れは油以外にも埃など他の汚れの原因と混ざって頑固な汚れとなっていることが多いです。
そのため、強めのアルカリ剤を使用するほうが手早く確実に落とすことができるからです。
セスキ水はアルカリ性が強いため、肌の弱い人はゴム手袋を着用して使ってください。
掃除の前にセスキをぬるま湯で溶かしてスプレーボトルに詰めてセスキスプレーを作ります。
そして油汚れの気になるところに吹きかけ、時間をおいてから柔らかい布やスポンジで窓をこすっていきます。
すると余計な力を必要とすることもなく簡単に油汚れが落とせます。
油汚れによる窓のべたつきが取れたら水拭きと乾拭きをして窓ガラスの掃除は完了です。
窓ガラスの掃除にも使える!食器洗剤を使った掃除の方法
実はプロのハウスクリーニング業者も利用しているのが、食器洗剤を使っての掃除なのです。
食器洗剤と言われるとまず「界面活性剤」という言葉が浮かぶでしょう。
界面活性剤の成分が油汚れを浮かせてくれ、素早く汚れを落とすことができるのです。
フライパンや鍋の油汚れもこの効果で落としてくれているのだから納得ですね。
使い方は食器洗剤を少量水で薄め、柔らかい布やスポンジで泡立てて窓をこすっていくだけです。
アルカリ性の強いセスキを使用するのはなんだか気が引けるという方でも、家にある食器洗剤なら気軽に使えるでしょう。
また、わざわざ油汚れ対策の洗剤を購入する必要もなく家計に優しい掃除方法となっています。
小さい子どもさんがいる家庭でも安心して使うことができます。
雑巾やスポンジを使うのが嫌であればキッチンペーパーで掃除してもしっかり落ちてくれます。
キッチンペーパーを使えば使い終わったら捨てるだけで後処理も簡単です。
更に、キッチンの浸け置き用の桶に洗剤液を作れば、食器洗いにも活用できます。
汚れた布やスポンジは桶の外で汚れを落とし、洗剤を付けるだけにして洗剤液をキレイに保ちます。
使用後は食事後の皿やコップをその中に浸しておけば、食器洗いも楽に済ませることができます。
まとめ
キッチン付近の窓に多い油汚れの落とし方について紹介しました。
ただでさえ掃除は体力をとてもつかいます。
一人暮らしや主婦であれば誰しも簡単かつ経済的に家の掃除をしたいと願うものですよね。
ですが油汚れの特徴やその汚れに効果のある洗剤の使い方を知っておけば手軽に掃除をすることができます。
家にあるもの、身近なもので掃除できるので、その時にしか使えない専用の洗剤やクレンザーを買う必要もありません。
他の家事にも使えて且つ生活する家族の環境にも優しいものを使い、賢く手軽に掃除をしましょう!