古文の敬語の覚え方は簡単!あることでビックリするほど簡単に!

自分より目上の人に話す時に敬語をつかいますよね。

その中でも尊敬語・謙譲語・丁寧語があります。

古文も同じで敬語があります。

見分けるのが苦手と思っている人も多いかも知れません。

そんな人に簡単に見分ける方法と敬語の一覧表をご紹介。

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古文の敬語の見分け方って難しい?簡単に見分ける方法!

敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つがあります。

特に尊敬語と謙譲語の見分け方に苦戦する人も多いのではないしょうか。

そんなあなたに簡単に見分ける方法をご紹介。

尊敬語…話し手から動作をする人に敬意をはらう

(例)先生がのたまふ(おっしゃる)。

「のたまふ」が尊敬語。動作をする人は先生。

謙譲語…話し手(自分)から動作を受ける人に敬意をはらう

(例)先生より(から)賞状をたまはる(いただく・ちょうだいする)。

「たまはる」が謙譲語。

動作を受ける人は先生。

丁寧語…話し手から聞き手(地の文なら読み手)に敬意をはらう

(例)猫、多くはべりけり(いました)。

会話文の場合は話し手とは会話文を話してる人です。

また地の文(会話ではない文)の場合は話し手とは作者や筆者です。

これだけはまず覚えよう!古文敬語一覧表

尊敬語

  • 思ふ→仰る・のたまふ・のたまはす 訳:おっしゃる
  • 聞く→きこす・きこしめす 訳:お聞きになる
  • 見る→御覧ず 訳:ご覧になる
  • 行く・来→おはす・おはします 訳:おいでになる
  • あり・居り→います・いますが・おはす・おはします 訳いらっしゃる
  • 着る→めす・まゐる・たてまつる 訳:お召になる
  • 食ふ・飲む→めす・まゐる・たてまつる・きこしめす 訳:めしあがる
  • す→あそばす 訳:なさる
  • 思ふ→思ほす・おぼす・おぼしめす 訳:お思いになる
  • 呼ぶ→召す 訳:お呼びになる
  • 寝(ぬ)・寝ぬ→大殿ごもる 訳:おやすみになる

謙譲語

  • 思ふ→聞こゆ・聞こえさす・申す・奏す・啓す 訳:申し上げる
  • 聞く→うけたまはる 訳:お聞きする
  • 行く・来→参る・まうづ・まかる・まかづ 訳:参上する・退場する
  • あり・居り→はべり・さぶらふ 訳:いさせていただく
  • 仕ふ→侍り・候・仕うまつる 訳:おそばに控える・お仕えする
  • 与ふ→奉る・まゐる・まゐらす 訳:差し上げる
  • す→つかうまつる・まゐる 訳:しもうしあげる
  • 思ふ→存ず 訳:存ずる

丁寧語

  • あり・居り→はべり・さぶらふ・さうらふ 訳:あります・おります

まとめ

古文の中でも敬語はつまずきやすい部分です。

敬語は誰から誰への敬意なのかに注目し見分けることがポイントです。

その上で敬語を覚えていくとスムーズに理解出来るようになるのではないでしょうか。

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