よく保険会社のテレビCMで「万が一に備えて」とうたっていますよね。
何となく保険は入っておいた方がいいのはわかるけど、具体的にどういうシステムなのか理解するのはなかなか難しいものです。
中でも生命保険は結婚を機に加入する人が多いと思いますが、死亡時に関わる大きな保険なのできちんと理解しておきたいもの。
生命保険は一言でいうと、たくさんの人が少しずつお金を出し合って共有の財産を作り、万が一のとき遺された家族にまとまったお金を出す、という経済的な助け合いです。
加入することで経済的なリスクに備えて安心した生活を送ることができます。
生命保険に入る意味ある?仕組みと種類がわかれば意味もわかる!
生命保険は主に3つの種類に分かれています。
終身保険
保険期間の決まっていない、保障が一生続く保険。
満期金はありませんが解約すると解約返戻金を受け取れます。
所定の予定利率のもと支払い総額より多めに戻ってくることがほとんどなので、貯金代わりに利用する人もいます。
定期保険
保険期間があらかじめ決められており、満期になると保障がなくなる保険。
満期金も解約返戻金もなく、一般的に掛け捨てと呼ばれます。
メリットは比較的保険料が安いこと。
更新すると年齢によって保険料が変わるため、長期でその保障を希望するなら終身の方がお得と考えられます。
養老保険
保険期間は決まっていて、かつ満期金が受け取れる保険。
満期金額は死亡保障額と同じなので、保障を確保しつつ貯金もしたい人にはうってつけです。
万が一に備えた生命保険!やめどきを見極めるポイント2つ!
定期保険は、更新時に今後継続する必要があるかどうか判断しやすい商品です。
前述した通り生命保険に加入する目的は、契約者が亡くなったとき遺された家族への保障のためですよね。
そうなると、子供が独立したときや住宅ローンを完済したときに徐々に必要性がなくなります。
ライフイベントと契約期間を意識して、必要でなければそのタイミングで継続終了にするといいでしょう。
また、現在加入している保険を解約して別の保険に新しく入りたい場合、無保険の状態にならないよう注意しましょう。
保険を移るとき保障の空白期間ができてしまうと、その期間は万が一の保障が受け取れないからです。
新しく加入したい保険先でも保障の内容や条件をしっかり確認しておきましょう。
また、健康状態によっては加入を断られるケースもあります。
新しい生命保険に加入するまでは今の保険を解約しないことを押さえておきましょう。
まとめ
一口に生命保険と言ってもそれぞれに特徴があるため、目的に合ったものを見極めて選ぶことが重要です。
営業や店頭で巧みに商品を勧めてくることは間違いありません。
その保険が自分にとって本当に価値のあるものなのか、あらかじめ情報を集めておきましょう。