冬山登山の装備について!安全に登山するために

冬山の登山にはほかの季節とは違った魅力がたくさん詰まっています。

冬場は空気も澄んでおり、開けた場所からは素晴らしい眺めが広がっていることと思います。

しかし同時に冬山には危険もたくさんあるのも事実です。

雪山では気温も低く、初心者には過酷な環境が多いかもしれません。また雪道や凍った道では足を滑らせてしまう危険もあります。

そんな危険を解消し、厳しい環境を緩和するためには登山の前に装備を整えることが大切です。

そこで今回は冬山登山に最適な装備品や、おすすめの持ち物についてご紹介していきたいと思います。

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冬山登山の装備の紹介!最適な装備品は?

冬山の登山では、ほかの季節とは違った装備品が必要になります。

何よりも冬場の山は雪が積もり、とても気温が低くなるので防寒対策が大切になります。

ウェア

気温が低く寒いとなるとダウンジャケットやスキーウェアなどの中綿の詰まった厚手のジャケットを着れば良いと考えるかもしれません。

しかし冬山でも登山をしていると身体は暖かくなってくるので、厚手のジャケットでは体温調節がうまく行うことができません。

そのためレイヤリングと言って重ね着をして暖かさを調節します。

具体的には、まず肌に触れる服はベースレイヤーといい汗をかいても身体が冷えないように吸水拡散性に優れたものがおすすめです。

次にミドルレイヤーの中間着は、いろいろなタイプのものがありますが、保温性に優れたフリース生地のものが一般的に使われています。

最後に一番外側のアウターレイヤーはアルパインウェアという雪山用に開発された、風や雪に強いウェアがおすすめです。

また、休憩中など行動をしていない時には身体を冷やすことが無いように小さく丸めて持ち運ぶことができるダウンウェアを着ることをおすすめします。

ヘッドウェア

冬山では皮膚が出ていると凍傷になる危険があるので、顔全体を覆うことができるバラクラバという目出し帽がおすすめです。

無い場合には耳まで覆うことができるニット帽に、ネックウォーマーを着用することで凍傷になるのを防止することができます。

グローブ

冬山では保温効果のあるグローブを着用しましょう。

また、雪山の場合には保温効果だけでなく防水加工のしてあるグローブが必要になります。

グローブもウェアと同じようにレイヤリングすることで細かい作業などもしやすくなります。

アイウェア

まぶしさで前が見えず足を踏み外してしまうことがないようにサングラスを着用することをおすすめします。

また吹雪いている場合にはゴーグルがあると便利です。

フットウェア

とくに雪山ではズボンだけでは裾から雪が入ってきてしまいます。

それを防止するためにウィンターゲイターというフットウェアの着用がおすすめです。

ウィンターゲイターは厚手に作られているため、アイゼンの爪が引っかかってしまっても破けないようにできています。

アイゼン

冬山ではブーツだけでは滑ってしまう恐れがあるのでアイゼンを着用します。

比較的積雪の少ない山や、凍った道を歩く場合には4本爪のアイゼン、本格的な雪山ではつま先の前にも爪がついた爪が10本以上あるアイゼンというふうにトレッキングする山によって使い分けます。

ピッケル

雪山での安全を確保するために杖のように使います。

初心者でも安全のために持っているといいでしょう。

冬山登山のおすすめ持ち物

ここからはあると役に立つおすすめの持ち物についていくつかご紹介していきたいと思います。

ヘルメット

冬山では道が凍っていたり、雪が積もっていたりと転倒の恐れがあります。

万が一転倒してしまった場合でもヘルメットを着用していれば重大な事故を防ぐことができる可能性があります。

暖かい飲み物

保温効果のある水筒に温めたスポーツドリンクなどを入れて持っていくと良いです。

冷たい飲み物ですと、身体が冷えてしまいます。

またペットボトルの場合、気温が低い冬山では飲み物が凍ってしまう可能性があります。

歩きながら食べることのできるもの

冬山では途中で休憩をすると身体が冷えてしまうためなるべく歩きながらエネルギーを補給します。

そのため歩きながらでも食べやすいものがあると安心です。

気温が低いと水分を含んだ食べ物は凍ってしまうことがあるので注意が必要です。

ヘッドライト

冬は日が落ちるのも早く、また山には灯りがないためヘッドライトがあると安心です。

頭に着用できるので手がふさがることもありません。

まとめ

冬山はほかの季節にはない過酷な環境や危険がありますが、しっかりと装備を整えれば登山を楽しむことができます。

装備品をチェックして冬山でしか味わうことができない素敵な世界をお楽しみください。

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