仕事中にワイシャツにつけてしまったボールペンのインク、自分では落とせないと諦めていませんか?
クリーニング店にお願いするのはもったいないと感じる方も多いと思います。
しかしボールペンのインクは、実はご自宅で簡単に染み抜きできるのです。
ここではワイシャツについてしまったボールペンのインクの染み抜きの方法についてご説明していきます。
ボールペンの染み抜きは自宅でできる!ワイシャツの素材を確かめて!
ボールペンのインクの染み抜きは実はご自宅でも簡単におこなうことができます。
しかし、ワイシャツの素材によっては繊維を傷めてしまったり、シミを余計に悪化させてしまうこともあります。
なので、まずはご自分のワイシャツの素材を確かめてみてください。
以下では自分で染み抜きをおこなうと衣服を傷めてしまう恐れのある素材について説明します。
・シルク
1年を通じて着用することができる万能な素材ですがとてもデリケートな素材でもあります。
そのためご自宅での洗濯は難しいのでクリーニング店などのプロにおまかせすることをおすすめします。
・レーヨン
肌触りが良く、また肌にも優しい素材のレーヨンですが一方で水に弱い素材でもあります。
そのためご自宅での洗濯は難しいのでドライクリーニングなどに出すことをおすすめします。
ご自宅で洗濯するには難しい素材についてご説明しましたが、これらの素材がワイシャツで使われていることはあまりないと思います。
ワイシャツは綿(コットン)、麻(リネン)、ポリエステルの3つの素材で作られているものがほとんどです。
これらの素材はご自宅でも洗濯できるので、あまり心配はありませんが、染み抜きをする前に洗濯表示を確認してみてください。
また染み抜きをおこなう前にワイシャツをあまり目立たないところで染み抜きに使う洗剤などが繊維を傷つけないかどうか、しっかりと確認をするようにしましょう。
これはクリーニング店などでもおこなわれているので、少し手間ですが面倒くさがらずにおこなうようにしましょう。
ボールペンの染み抜き方法とは?油性でもこれを使えば大丈夫!
ボールペンのインクには大きく分けて3種類あることを知っていますか?
・油性インク
これは油がインクの染みの元になります。
そのため油汚れは水で洗うだけでは落とせないので油が使われている洗剤を使用して染み抜きをします。
・水性インク
こちらは水に溶けるので水と洗剤で染み抜きをすることができます。
・ゲルインク
ゲルによってインクがとても細かい粒子になっているので衣服の繊維の奥まで入り込んでしまいます。
そのためご自宅で染み抜きをおこなうのは難しいかもしれません。
ワイシャツに付けてしまったインクはどれなのか染み抜きをおこなう前に確認してから始めましょう。
ここではボールペンのインクの中で1番多い油性インクの染み抜きについてご説明します。
用意するもの
- ジェル状の消毒用アルコール(ジェルでなくても可または消毒用エタノール)
- 食器用洗剤(弱アルカリ性が良いが中性でも可)
- 汚れても良いタオル
- 歯ブラシまたはタオル
染み抜きの手順
1. インクの付いている部分を裏返して、インク部分にタオルをはさみます。
このタオルにインクを移動させるイメージです。
2. インクをおおうように消毒用アルコールをかけて、ワイシャツになじませます。
しばらくするとインクが浮き上がってきます。
3. 浮き上がったインクを歯ブラシでたたきます。
こするとインクが広がってしまいます。
4. インクの落ち具合を確認します。
まだ完全には落ちていないと思います。
5. 食器用洗剤を使って2,3の工程をもう一度おこないます。
6. 最後に水で洗い流し、洗剤がワイシャツに残らないように洗濯機で洗います。
まとめ
ワイシャツについてしまったボールペンのインクの落とし方について簡単にですがご説明してきました。
ご自宅でワイシャツの染み抜きをおこなう際にはぜひ参考にしてみてください。