体温計の正しい測り方がわからない!時間はどのくらいが適当なの?

色々な体温計が販売されていますが、普段どのようなものをお使いしょうか?

昔は水銀式体温計が一般的でしたが、最近ではあまり見かけなくなりました。

さて、その体温の計測ですが、測るたびに体温が違っていて、正しく測れていないとお悩みの方も多いようです。

測り方が間違っているのでしょうか?

また、どのくらいの時間測ればいいのでしょうか?

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体温計の正しい測り方が知りたい!

正しい使い方は?

日本人の大半が脇で体温を測りますが、脇以外にも口内や耳などで測る方も増えてきています。

人間の体は体内に近いほど高温になります。

それぞれに平温が違いますので、どの場所で測るにしろ、自分の平熱を知っておく必要があります。

体温と一緒に検温時間もメモしておきましょう。

体温を測る際の注意として、飲食や入浴・運動の後などは体温が上昇しますので、30分程経過してから測るようにしましょう。

お子様の体温を測るときは、泣いた後は体温が上がりますので、機嫌の良いときや眠っているときに測るのが良いですね。

また、検温中は動いてはいけません。

そして、いつも同じ測り方で計測するようにしてください。

それでは、日本人に一番多い脇での測り方について説明します。

脇は汗をかきやすい場所ですので、しっかりと拭き取ってから測るようにしてください。
汗がついたままでは正しく測ることができません。

脇のくぼみ中央にセンサー部分を当てて測ります。

この時、脇の中央部に向かって下から突き刺すようなイメージで差し込みます。

角度は30度~45度が適当とされています。

脇はしっかりと閉じ、手のひらを上に向けて肘を脇腹にくっつけるようにしてください。

体温計を挟んでいる方の肘のあたりを反対の手で軽く押さえるようにして、そのまま動かず静かに測ります。

水銀式体温計や実測式の体温計は10分以上、予測式は電子音が鳴るまで待ちましょう

舌(口)で体温を測る場合は、舌の裏側にセンサー部分を当てるようにします。

舌で先端を密着させ、口を閉じて本体を手で支えます。

口内で体温計を使うときは、衛生面に十分気を付けてください。

海外で口内での計測が主流の国では、各自専用の体温計を持っています。

病院や学校など、他の人も使うものであれば、どの部位で使う体温計なのかを確認してから使うようにしましょう。

夏場など、気温が32度を超えている場合、周囲の温度が表示されるなど正しく測れないことがあります。

その場合は、一回センサー部分を水などで冷やしてから使用するようにしてください。

計測箇所ごとの計測時間と平温の高さは?

計測時間や平温は、脇や口など計測する場所によって違います。

計測時間は
耳  1秒
口  5分
脇  10分
直腸 5分と、大きく違うことがわかります。

平熱は、直腸が一番高く、次に耳、舌(口)と続いて一番低いのが脇になります。

日本人の健康な時の脇で測定する際の平均的な体温は、36.5~37度くらいです。

いつも同じ状況や測り方で計測するようにすることで、より誤差のない体温が測定することができます。

体温計での測り方がおかしい?左右で温度が違う!

左で測って、次に右で測ってみると結果が違うことがあります。

単純に汗が拭きとられていない場合や、測るときの角度が違うということもあります。

利き手と反対の手とでは脇や腕の形や大きさも違っていますので、密着度の違いも考えられます。

また、心臓は体の中心より左に寄っていて、太い血管も左に多く集まっていますので、必然的に左の方が少し高くなります。

このようにいくつかの要因はありますが、通常左右同時に測るようなことはありませんし、小さな誤差であれば特に気にする必要はありませんが、測る側はいつも同じにしておいた方が良いですね。

ただし、脊髄などの疾患により体温が左右違うことがあります。

測り方が全く同じで極端に体温が違う、体に異常も感じるなどの場合は、一人で不安になるより医師による診察を仰いだ方が良いですよ。

まとめ

体温計での測り方や時間などについて説明しました。

日本では、体温計を持たされると迷わず脇で計測するのが一般的ではないでしょうか?

脇での計測は、公共の場所でも計測しやすく衛生面についても考慮でき、不特定多数の人に対して使うことができる、という点で都合が良く日本で一般化されているようです。

その反面、きちんと脇に挟め込めていなかったり、汗がついたままであったりと正確な数値が出ないことがあるという注意点もあります。

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