夏は花火大会などもあり、浴衣を着る機会が増えると思います。
気になる人がいるならば、可愛く見られたい、カッコよく思われたいと望むのは当然です。
浴衣なんて今まで着てこなかったからどんな結び方が人気かわからない…。
途中で帯が解けたら結い直す自信がない…。
そんなあなたにオススメの結い方を今回はご紹介します。
浴衣の帯の結い方!女性におすすめ!蝶結びのやり方!
浴衣の帯の結い方ってたくさんありますし、どれもこれも複雑で難しそうですよね?
難しい結い方にチャレンジしてせっかく頑張って結んだのに、着崩れしてしまったら直すのが大変です。
せっかくの浴衣気分を味わう余裕なんてなくなってしまいます。
今回は可愛いだけでなく、結び方も簡単でなおかつ着崩れしにくい蝶結びについてやり方を解説します。
普段着物を着ない方にはぴったりの結い方です!
着崩れを防ぐためのポイントも解説してますのでぜひチェックしてください。
半幅帯の蝶結び
①手の長さを40〜50㎝ほどとります。
二つ折りにしてから襟元の中央にクリップで留めます。
②タレを三角の形になるように広げてから1回巻きます。
一度巻いた後に、あとから形が崩れるのを防止するために、もう一度きつく締めておきます。
③もう1周同じように胴に巻きます。帯の下側を待ち、きつく締めます
④巻いてきた方(タレ)を内側に斜めの方向に折り上げます。
⑤クリップを外し、手を左脇のタレの上から前側にかぶせます。
その後、手をたれの下から上に通しひと結びします。
最終的にて先が上、たれが下になるように結びます。
この時、なるべく上側で結ぶとあとで見栄えが良くなります。
また、帯を縦(垂直)に結ぶことで崩れにくくなりますので意識しましょう。
⑥タレ先を見て肩幅か身幅くらいにとります。
そのまま内側に折りたたんでいきます。
1折り目は少し短くしましょう。
2折り目からは1折り目より少し長く出すと可愛く見えますよ。
折りたたんできた部分の内側の一枚だけ下にずらしましょう。
⑦そのまま羽の中心から2つ山ひだを作ります。
て先を真ん中でぐるっと巻き、上に引きあげ、ぎゅっとしめます。
⑧残った手先を帯と帯板の間にしまいます。
下から引き出しはみ出した部分を広げ、帯の中へ畳んで見えないようにしまいましょう。
左右の羽の大きさを調整して、後ろに回して完成です。
兵児帯の蝶結び
蝶結びは半幅帯だけではなく兵児帯でもできます。
半幅帯の蝶結びとは雰囲気が全然違うのであなたのその日のお好みで決めましょう。
①帯の中心を体の中央に運びます。
両端を背中で交差させ、手前側に持ってきます。
②前帯の中心で蝶結びします。
羽の部分を広げ、ふんわりするように調節して下さい。
③帯の両端を重ね合わせ、結び目と帯の間を下から上に引き上げます。
引き上げた両端を再度下から上に同じように通して下さい。
お好みの橋の長さになるまで同じようにして繰り返します。
④帯の両端を結び目にかぶせ調節します。
帯板ごと背中に回し完成です。
浴衣の帯の結い方!男性におすすめ!浪人結びのやり方
男性で浴衣を着こなす人はとても魅力的ですよね。
帯の結い方は男性も複数あります。
帯の種類は大きく分けて2種類で、角帯と兵児帯に分けられます。
角帯は貝の口と浪人結びという2つの結い方があります。
兵児帯は蝶結びの結い方があります。
一般的に兵児帯は角帯よりラフな感じを出します。
ただカジュアル感が強いため、場所によってはふさわしくない場合もあります。
男性は貝の口という結い方をするのがポピュラーですが、今回は簡単かつパリッと着こなせる浪人結びのやり方について解説します。
浪人結びとは角帯の結い方の1つで、時代劇の浪人がこの結い方をしていた事が名前の由来になっています。
浪人結びのいいところは、簡単でありながら着崩れしづらいところにあります。
それでは手順について解説します。
①帯端を30〜50㎝ほどとり半分に折ります。
手先を左の腰より15㎝ほど奥に送り巻きます。
途中途中できつく締めます。
②3周巻いたら、タレを内側に折り、手と同じ長さにします。
③タレが上に来るように1回結びます
長さ調節しつつ、タレを外側の帯の間に差し込みます。
この時タレの上の部分に手を差し込む空間を空けておきます。
④手を差し込みタレを引っ張って調整します。
⑤浴衣が崩れないように帯を右に回して完成です。
まとめ
今回は女性と男性の浴衣のおすすめの結い方について解説しました。
女性の蝶結びは半幅帯と兵児帯の違いで、同じ蝶結びでも雰囲気がガラッと変わります。
あなたのお好みや、気になる相手に見せたい雰囲気によって結い方を変えてみましょう。
男性の浪人流しという結い方は簡単だけど着崩れしにくいというメリットがあります。
そしてラフすぎないため、女性ウケもよく誠実な雰囲気を醸し出してくれます。
それでもきつく締めないと緩んでだらしなく見えてしまうこともあるので、しっかりマスターしましょう!