比較的栽培が簡単で初心者でもチャレンジしやすい植物の1つに唐辛子があります。
唐辛子はナス科の植物で実はピーマンやパプリカも唐辛子の仲間なのです。
唐辛子はいろいろな料理のアクセントにも使えるため、ご自宅で育てることができれば大変重宝します。
また観賞用の唐辛子もあり、食べることは出来ませんがカラフルな果実がとても可愛らしく人気があります。
ここではそんな唐辛子を栽培にはどんな肥料を使うのか、また気を付けるべき害虫などについてお話ししていきたいと思います。
唐辛子栽培種まきの時期とは?肥料の種類と与える時期をご紹介!
種まきについて
唐辛子は熱帯地域が原産地のため、暖かい気候を好む植物です。
そのため発芽するために必要な気温は25℃以上と高くなっています。
一般的に種まきは3月~4月ごろにおこないます。
この時期はまだ気温がそこまで高くないためビニールハウスなどで保温してあげる必要があります。
適温を維持すれば種をまいてから5日~1週間程度で発芽します。
肥料について
唐辛子は株が大きくなるにつれて実も次々となっていきます。
そのため栽培期間全体を通じて絶えず肥料を与えることでより多くの唐辛子を収穫することができます。
栽培順序を追って使う肥料について説明していきたいと思います。
1. 種を植える前の土づくりでは堆肥と元肥を混ぜる
また栽培初期のころからリン酸のはいった肥料を使うことで実がたくさんなるようになります。
2. 花が咲き始めたら2週間に1回程度を目安に追肥をする
化成肥料を使用しますが、窒素が多いものだと花が少なくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
追肥は毎回同じ肥料を使用します。
土の上に肥料を置き、スコップなどで混ぜ合わしてあげます。
唐辛子の収穫期間はおよそ3カ月ありますが、追肥をおこない肥料が途切れてしまうことがないようにしましょう。
唐辛子栽培は春に始めるのがおすすめ!病気を招く虫にもご用心!
害虫には注意が必要です。
実を食べてしまう害虫だけでなく中には唐辛子に病気をもたらす害虫もいます。
害虫別の対処法
・アブラムシ
葉や茎などに棲みつき吸汁加害をもたらします。
またモザイク病などの病気の媒介にもなるため注意が必要です。
対処法としては、数が多くなる前に取り除くことが重要になります。
また、防風壁を作ったり、天敵のテントウムシが好むヒマワリを近くで栽培したりなどの予防策もあります。
・ホオズキカメムシ
つぼみや果実などの吸汁被害をもたらします。
実にカメムシのにおいもついてしまうので食べることができません。
対処法としては見つけたら早急に取り除くことが大切です。
また、唐辛子は背丈が低い植物のため、防虫ネットなどをつかってカメムシの付着を予防することも効果的です。
まとめ
唐辛子の栽培をするときに注意すべき害虫や、肥料の与え方について説明してきました。
唐辛子を自宅で栽培することができればその分の食材費の浮かせることができ、また料理の幅も広がります。
初めてでも簡単に栽培することができるのでみなさんもぜひ唐辛子の栽培に挑戦してみてください。