油絵って難しいけど楽しいですよね。
でも、色々と描き方を調べたりはしているけどなかなか思ったようにできない。
そんな方も自分を含めて多いと思います。
上達するには数をこなすしかないけどキャンバスもちょっと高いですよね。
ですので、今回はキャンバス代りになる練習に適した代用品について紹介します。
特に最近油絵を始めたという方には一度は読んでいただきたい内容となっています
キャンバス代を節約するには?
自作する
画材店に行けばキャンバスの布がロールで販売されています。
後は、角材で枠を作って布を適当な大きさにカットして張り付けるだけです。
準備に費用や手間と時間が必要ですが、自分で作れば必然的に気持ちも入るのではないでしょうか。
練習用ペーパーを購入する
例えば、ミューズさんからキャンバスペーパーという製品が販売されています。
これは水彩絵具用ですが、油絵の練習用としても販売されています。
キャンバスを自作する方法!
練習用といってもやはりそれなりの物は必要ではないでしょうか。
キャンバス布を張り付ける際に専用の道具が必要になります。
キャンバスの自作にあたって準備するオススメのものを紹介します。
・ロールキャンバス
描く画面となる1番大事なものですね。
5mや10m等で販売されており、4万円未満で買うことができる超お得な布です。
これを自分の好みにカットして木枠へ張り付けます。
材質も麻、綿等があり、用途や好みに合わせて選べるよういくつかの種類があります。
また、生地の性質は3つに分類されます。
- 吸収性地・・・油分を吸うため、仕上がりがマットな質感になります。
- 半吸収性地・・・アクリル絵具等にも使用可能で用途が幅広いです。
- 非吸収性地・・・ほぼ油絵専用で、仕上がりにとても艶がでます。
色々と種類が多く迷うかもしれませんが、最初は麻の中目、半吸収性地を少量試してみることをおすすめします。
・木枠
完全自作でなくとも、木枠単体でも販売されています。
主に杉と桐の2種類があります。
杉は強度があり重く、高価で販売されています。
桐は強度が低く、強く布を張ると折れてしまいます。
しかし、非常に軽く低価ですので練習用として購入するにはこちらがおすすめです。
・その他張り付けるために必要な道具
- タックス(木枠に布を固定する針)
- ゴムハンマー
- 布張り器
練習用に一手間かけて1ランク上の画面へ
ジェッソという油絵用画面の下地剤が販売されています。
これは、段ボール紙や木板でも、この下地材を塗ることでとても良いキャンバス代りとなります。
また、基本的なキャンバスにも勿論使用することが可能で、麻の布目が邪魔だと思った際等に塗り重ねればフラットな画面を作ることができます。
また、逆に布目を利用したい場合は薄く塗ると麻布の良さを強調できることになります。
そしてこのジェッソの特徴はこれだけでなく、絵具の画面への乗りや発色を良くしたり、保存性の向上等の効果をもっていることです。
絶対に必要ということではありませんが、仕上がりが良くなることでモチベーションも上がることと思います。
まとめ
油絵のキャンバスは簡単に自分で作れることが分かってもらえたと思います。
始めは難しく感じることもありでしょうが、幾つか作っている内にコツもつかめると思います。