油絵を描いたけれど失敗したり、もしくは前に描いた作品が残しておく必要がなくなったりしたときに、そのまま捨ててしまうのももったいないですよね。
新しいキャンバスを購入するとお金もかかってしましますし、不要になったキャンバスを再利用できたらいいと思いませんか?
そこで今回、油絵を再利用してまた新しい絵を描く方法を解説していきたいと思います。
油絵を描いたキャンバスに新しい絵を描く方法はあるのか?
キャンバス生地を張り替える
木枠とキャンバス釘を再利用し、キャンバス生地だけ新しく張り替える方法があります。
キャンバス生地は画材屋さんに売っています。
ロール状で販売されているようですが、木枠の大きさに合わせてカットしてもらい必要な分だけ購入することも可能です。
カットするとロールで買うより割高になるようですが、たまにしか描かないのであればカットしたもので十分だと思いますよ。
キャンバス生地も再利用する
古い絵の上から新たに油絵を描く方法です。
この方法は人によってはあまりおすすめできないという方もいるようです。
前処理を何も行わずに古い絵の上に新しい絵を描いてしまうと、描きにくいのはもちろんのこと、絵具の剥離などの障害になることもあるのです。
キャンバス生地を再利用する場合には、古い絵の絵具をできる限り取り除くことが大切です。
いろいろな方法があるので、キャンバス生地を再利用し、新しい絵を描く方法を解説していきたいと思います。
油絵を描いたキャンバスに新しく絵を描くための方法について解説!
ストリッパー(剥離剤)を利用する
油絵具をきれいに落としてから再利用したい場合は、ストリッパーという剥離剤を使用しましょう。
これもキャンバス生地と同様、画材屋さんに売っています。
剥離剤は、皮膚についてしまうと激しい痛みを感じます。
使うときには必ずゴム手袋などをはめてから使用してください。
使い方は、まずキャンバスは寝かせた状態にして、刷毛やペインティングナイフなどを使って適量のストリッパーを塗っていきます。
数分で絵具が浮き上がってきますので、ペインティングナイフでそれをかき集めて、ティッシュで拭き取りましょう。
ストリッパーを使いすぎると、キャンバス生地まで溶けてしまうことがあるので、慎重に扱ってくださいね。
でも、この方法でキャンバス全体の絵の具を剥がすには労力を使います。
新しく張り替えた方が楽かもしれませんね。
まとめ
古くなった油絵を再利用する方法はいろいろありましたね。
それぞれに絵の好みもあると思います。
元の色を活かして新しい油絵を描くのであれば、古い油絵の上から塗りつぶすのもありです。
それとも全く違う新しい油絵を描きたいのであれば、剥離剤を使ってまっさらな状態にしてしまう方がいいでしょう。
自分に合った方法で、キャンバスの再利用をしてみてくださいね。