ボールペンのインクがいつの間にかシャツにつき汚れやシミになっていた経験はありませんか?
「胸ポケットに挿していたボールペンからインクが…」
「芯を出しっぱなしのままにしてしまいシャツに線を書いてしまった…」
みなさんの体験談が聞こえてきそうです。
実はシャツなどをボールペンで汚してしまうのは意外とやりがちなこと。
起こったことは仕方ありません。
「染み抜きの方法なんて分からないし、どうせ落ちないでしょ。」とハナから諦めているそこのあなたにこそ読んで欲しい!
今回は、染み抜きの方法をご説明します。
大事なのは汚れがついたあとの処置。
それさえすればシャツのシミはキレイに落ちるんです。
ボールペンの染み抜き方法とは?作業の前に準備するものとは?
インクの種類を確認しよう!
ボールペンのインクの種類は
- 油性インク
- 水性インク
- ゲルインク
- エマルジョン
- 消せるインク
の5つに分類することが出来ます。
汚れがついたボールペンのインクの種類はどれなのか確認しましょう。
難易度としては、油性インクは比較的家庭でもキレイに出来ると言われていますが、水性インクやゲルインクは少し難しいと言われています。
洗濯表示を確認しょう!
シャツについている洗濯表示タグをチェック、手洗い(水洗い)出来る素材かどうかを確認しましょう。
デリケートな素材なものは手洗い(水洗い)が出来ない表示になっているので、染み抜きが出来ません。
その場合は、無理に洗うのではなくクリーニング屋などにお願いするようにしましょう。
では、ここからはインクの種類ごとの染み抜き方法を説明していきたいと思います。
今回は、油性インクと水性インクの染み抜き方法になります。
油性インクの染み抜き方法
【用意するモノ】
- 消毒用エタノール
- 食器洗剤(弱アルカリ性または中性洗剤のモノ)
- 汚れてもいいタオル
- 歯ブラシ
- 洗面器
※上記のアイテムに加えて固形の石鹸があればなおグッド。
基礎知識として油性ペンのインクは、洗剤やアルコールに溶けやすく、汚れを落としやすい特徴があります。
油性の方が落ちにくいイメージがるかもしれませんが、汚れがすぐに浮き上がってくるのでチャチャッと汚れを落とすことが出来ちゃうんです。
①シャツを裏返してシミ部分にタオルを当てる
この時、シミや洗剤などが他の部分につかないように気を付けること。
②汚れやシミ部分にエタノールをかける
シミの部分全体をカバーするようにかけるのがポイントです。
③歯ブラシで叩きインクを落とす
浮いてきたインクを歯ブラシで叩き、タオルに移していきましょう。
④汚れやシミの落ち具合を確認する
もしまだ落ちていなさそうでなれば、固形の石鹸を使ってこすりましょう。
⑤すすぐ
最後に水ですすいで完成です。
完了後、洗剤などがすすぎきれてないこともあるので、洗濯機で洗いましょう。
水性インクの染み抜き方法
【用意するモノ】
- 食器洗剤(弱アルカリ性または中性洗剤のモノ)
- 汚れてもいいタオル
- 歯ブラシ
- 石鹸(手洗い用もしくは洗濯石鹸)
- 水
基礎知識として意外と水性ペンのインクの方が、一度乾くとなかなか落とせず手強い汚れです。
一度でキレイにすることは難しいのですが、それでも薄くすることは出来るので下記の手順を行って下さい。
大まかな流れですが、消毒用エタノールのかわり食器洗剤を使う以外は油性ペンと同じだと考えていただいて大丈夫です。
①シャツを裏返してシミ部分にタオルを当てる
②汚れやシミ部分に洗剤をかける
③歯ブラシで叩きインクを落とす
コップなどに水をくんで汚れなどの部分を湿らせながら行うのがポイントです。
④すすぐ
固形石鹸を直接塗って泡だてもみ洗い。流水ですすぎましょう。
少しずつシミが落ちていくので汚れが十分落ちるまで①~④の作業を繰り返します。
上記の手順が完了後、洗剤などがすすぎきれてないこともあるので、洗濯機で洗いましょう。
ボールペン染み抜きの注意点とは?白シャツなら除光液も効果的!
事前準備や染み抜きの方法をご説明してきましたが、染み抜きを行う上で注意することもあるのでご紹介したいと思います。
【注意点】
・歯ブラシは叩くべし!
ごしごしと汚れをこすると汚れが広がってしまいます。
そのため、叩くように汚れを落としましょう。
・タオルは無地のものを使うべし!
きちんと叩いて汚れが移っているかを確認するために無地のタオルを用意しましょう。
・すすぎはこまめに行うべし!
インクが溶け出したらこまめにすすぎましょう。
これを怠ると…インクが拡散してシミが広がってしまう恐れがあります。
・染み抜きが完了したらすぐに洗濯すべし!
インクが取れたらすぐに洗濯しましょう。
時間があくと輪染みになって跡が残ってしまいます。
今回は、食器洗剤や消毒用エタノールを使った染み抜きの方法をご説明しましたが、除光液も使えます。
ただプロピレングリコール類含有があるものでないと効果はありません。
そして除光液は柄のあるシャツでは色落ちしてしまうことがあるので、白シャツならば効果的です。
まとめ
きちんとインクの種類を見極めて適切な処置をすればボールペンの汚れは落ちるということが伝わりましたでしょうか?
これでもうボールペンの汚れなんて怖くありませんね!