ハムスターの共食いを防止する!なぜ共食いするのか?その対策について

かわいいハムスターは、場所も取らず、お世話も難しくないのでペットとしても人気ものです。

ところが、ときに共食いをしてしまうというのを聞いたことがあるでしょうか。

ある条件の時に共食いをしてしまうことが多いといわれます。

どんな時に共食いになってしまうのか防止するための対策はあるのかを調べてみます。

せっかく飼ったかわいいペットですから、そんなかわいそうなことにならないように、ハムスターの性質や行動を勉強しておきましょう。

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ハムスターの共食いはなぜ起こる?その理由について解説

ハムスターの共食いはどうして起こるのでしょうか。

初めての時にはびっくりしてしまいますよね。

これについてはハムスターの持っている特性が関係するようなので、まずはハムスターの性質から見てみましょう。

ハムスターの性質

ハムスターは基本的に単独行動です。

子どもの時は親と一緒に行動しますが、大人になると一頭で行動するようになります。

すると縄張り意識が出てくるため自分の縄張りを荒らされるとケンカが始まります。

この「一頭で行動する」ことがポイントになります。

食べ物は雑食で野生のものは虫なども食べるそうです。

肉食ではないためお腹が空き過ぎて共食いをしてしまうわけではなさそうです。

ハムスターの共食い

ではどうしてハムスターは共食いをしてしまうのでしょうか。

ハムスターが共食いをしてしまう主な原因は2つあるそうです。

縄張り争い

基本、単独行動で自分の縄張りにほかのハムスターがいることを嫌うわけです。

野生の場合はそこで戦いが起こり、弱い方が逃げていくわけですが、飼っているケージの中では逃げ場がありませんよね。

必要以上に攻撃して挙句の果てに、共食いをしてしまうようなのです。

顔も行動もかわいらしいハムスターですが意外と激しい性格なのですね。

親が子どもを食べてしまう

これはいくつかの原因があります。

餌が足りない

妊娠中や授乳中など普段とは違い栄養バランスや食べる量も変わってきます。

その時に食べる量が少なかったり味など餌が合わなかったりすると、ストレスで自分の子どもを食べてしまうことがあるそうです。

外的なストレス

何だかの外的ストレスがかかるとやはり自分の子を食べてしまうようです。

子育て中にむやみに飼い主が子どもに触ったり、まわりがガサガサ落ち着かない環境だったり理由はいろいろ考えられます。

衰弱や死産の時

子どもが弱くてうまく育たなかったり、死産だったりすると他の子どもを育てることに集中しようとするため食べてしまうことがあるようです。

父親が食べてしまう場合

父親は子育てをしないため、子どもができても自分の縄張り意識はかわりません。

そこで、自分の縄張りに入ってきた敵だと思って食べてしまうことがあるそうです。

ハムスターの共食いを防止するために!対策方法について解説

今まで見てきた原因は様々ですが、すべてハムスターにストレスがかかっていることが原因といっても過言ではありません。

単独で行動するハムスターはマイペースで、自分の縄張りが大切なのです。

少しでもストレスを減らすような対策を考えましょう。

例えば、えさの問題では、とにかく出産・育児の時はえさを十分あげることがなにより先決です。

また食べ方が悪いと思ったら、違う種類のものや野菜や果物、ハムスター用のチーズや小魚など高カロリーで高たんぱくなものをあげてみましょう。

好みが変わるかもしれませんね。

さらに、ほかの動物もそうですが子育ての時には母親は特に神経質になるものです。

ハムスターの赤ちゃんを気軽に触ると人の臭いが付いてしまい危険を察知して食べてしまいます。

なので、いつもより静かな環境にしてみたり、安易にケージに近付かないようにして少し離れたところで見守りましょう。

そして、父親が子どもを食べてしまわないように、交尾後は父と母を別のケージに入れて飼うようにすると良いのかもしれませんね。

ハムスターの多頭飼いはよくないようです。

まとめ

ハムスターの共食いについて原因と対策を見てきました。

ハムスターの基本の性質について、単独行動をする動物だということ、それゆえに自分の縄張り意識が強いことがわかりました。

子どものうちは母親と行動するので単独ではありませんが、父親とは離れて生活をしていること、大人になったら単独行動になることは覚えておきましょう。

また繁殖期や子育て期の母親は、神経質になっているのでストレスを与えないようにすることが大切でしたね。

とてもかわいらしい、そしてペットとしては飼いやすい動物として人気のハムスターです。

せっかく飼い始めたハムスターですから、なるべく共食いをしないように、環境を整えて一緒に楽しく生活できるといいですね。

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