壁紙にカビが生えることがあります。
カビが生えると見た目も気持ち悪く、体にもよくありません。
さらにカビアレルギーの人や小さいお子さんがいる家にとっては絶対に取りたいですね。
そこで、カビが生えるメカニズムを簡単に説明し、キッチンハイターとオキシクリーンを使ったカビ取りを紹介していきますね。
壁紙のカビ取りにはキッチンハイターが効く?
どんなところにカビが生えるの?
カビは湿気があり、ある程度温度のある所に発生します。
お風呂場の近くや冬の結露が出る窓際近くで、風通しが悪いと黒カビが発生します。
カビは胞子になって空気中を漂い新たなところに着床します。
空気中のどこにでもいるということなのです。
ですから湿気があるとカビの胞子が集まってきてカビになるのです。
どこにでもいると思うと恐ろしいですね。
キッチンハイターを使ったカビ取り方法
キッチンハイターなどの塩素系の液体は、次亜塩酸ナトリウムが入っているものがほとんどだそうです。
次亜塩酸ナトリウムと言えば病院や介護施設などでも使われている殺菌効果のあるものです。
このキッチンハイターは意外にも濃度が濃く、いわゆるカビ専門のようなカビ取りハイターよりも10倍も濃度が濃いようです。
用意するもの
- キッチンハイター
- 水
- スプレーボトル
- キッチンペーパー
- ラップ
- 雑巾
それから壁紙の素材もチェックしましょう。
ほとんどがビニール製の壁紙を使っていてキッチンハイターを使用できます。
ですが、紙製の壁紙は水分を吸収してしますので、キッチンハイターを使ったカビ取りには適しません。
さらに、壁紙の色も白系なら大丈夫ですが、色のついているものは漂白剤の効果もあるキッチンハイターを使用すると色が抜けてしまうかもしれませんので使えません。
作業方法
① ほこりやごみを取るため、壁紙をかたく絞った雑巾で水拭きしましょう
② 水で薄めたキッチンハイターを壁紙に吹きかけます
③ キッチンペーパーで押さえます
④ さらにその上にラップをかぶせてしばらくおきます
⑤ 15分~30分くらいしたら取りましょう
⑥ 最後に水拭きをします
キッチンハイターの希釈は原液でも大丈夫みたいですが、最初は5倍に希釈した液体などで試してみてください。
注意事項として必ず換気をしながら作業をしましょう。
また、ゴム手袋やマスク、メガネなどもかけて作業をすることをお勧めします。
効果絶大!?壁紙のカビはオキシクリーンでお悩み解決
もう一つの方法としてオキシクリーンを使ったやり方があります。
オキシクリーンってなに?キッチンハイターとの違いはある?
オキシクリーンは元々漂白剤です。
アメリカ製のものは漂白剤のほかに汚れを落とす洗剤が入っているそうです。
漂白剤のなかでも酸素系と塩素系がありますが、酸素系がオキシクリーンで塩素系がキッチンハイターになります。
自然界で存在するものを使っているので、塩素系よりも体や環境にも優しく使いやすい漂白剤なのです。
オキシクリーンを使ったカビ取り方法
塩素よりは優しいとはいえ汚れを落とす力は強力なので、肌の弱い人は手袋が必要です。
また酸素の泡で汚れを落とすためツンとする臭いもなく環境にも優しいため小さなお子さんがいるところでも安心して使えますね。
塩素系よりは効力が弱いので、カビができてしまったら、オキシクリーンを使って早めに除去したほうがいかもしれません。
用意するもの
- オキシクリーン(粉状30g)
- お湯(4L)
- バケツ
- スプレー
- キッチンペーパー
- ラップ
- 雑巾
- 手袋
作業方法
① 粉状のオキシクリーンをお湯に溶かす
② スプレーに入れ吹き付ける
③ キッチンペーパーでふき取る
④ 水で清拭きする
もし、がんこな汚れの場合は、スプレーで吹き付けた後、キッチンペーパーをそのまま貼ってさらにラップを壁につけたまま少しおいてから清拭きしてみてください
まとめ
2種類の方法で、壁紙のカビの取り方を紹介しました。
それぞれ利点と欠点があるので用途に合わせて使ってみると良いですね。
洗剤の使い方の原則は、効果が薄いほうから使ってみるといわれています。
もしさほどひどくないようなら、オキシクリーンから使ってみるのも良いでしょう。
くれぐれも、この2つを同時に使わないでくださいね。
塩素系と酸素系をまぜると有職ガスが発生し危険です。