様々な価値がある現代の社会ですが、働き方もいろいろありますよね。
特に女性の場合は、結婚出産を考えて派遣やパートで働いている人もいると思います。
派遣やパートで働いていながら妊娠していったん仕事を辞めようとした時に、正社員と同じように失業保険がもらえるのでしょうか?
出産となるといろいろ出費もかさむので、次の仕事が決まるまでの間に少しでももらえると嬉しいですよね。
派遣やパートで失業保険がもらえるの?
まずは派遣やパートとして働いている人たちは失業保険をもらえるのでしょうか?
時間や日にちなど、いろいろな条件で働いていることが多いいと思います。
しかし一定の条件がそろえば派遣やパートで妊娠して仕事を辞めても失業保険はもらえます。
失業保険をもらうには
失業保険をもらうためには、働いている時に雇用保険に入っているかどうかが問題になります。
つまり雇用保険に加入している人が失業して、支払われるものが失業保険というのがその趣旨になるからです。
派遣やパートは、非正規労働者と言われています。
それぞれ雇われ方は少し違いますが、非正規労働者としての扱いは一緒です。
そこでまずは、自分の働いている条件が整っているかを確認することが必要になります。
派遣やパートの雇用保険に加入できる条件
失業保険をもらえるということは、雇用保険に入っていて毎月お給料から差し引かれていることが大前提になります。
ですから、まずは雇用保険に加入できる条件を確認していきましょう!
労働条件として
① 1週間の所定労働時間が20時間以上
② 31日以上の雇用が見込まれるこ
この①と②の2つが同時に満たされていると雇用保険に加入することになります。
派遣やパートの失業保険をもらうための条件
自分の働き方の条件が満たされて雇用保険を払っていれば、仕事を辞めた時に正規社員と同じように失業保険の給付をもらえます。
ただし自己都合の時は1年以上、会社都合の時は半年以上、仕事に従事していることが条件なので注意しましょう。
派遣やパートで妊娠した時の失業保険のもらい方は?
雇用保険に加入している人が失業保険の給付を受けられることがわかりましたね。
ということは、正規雇用の人と変わらず妊娠して退職した後の手続きをする必要があります。
受給期間の延長の手続き
妊娠して退職したら、すぐには仕事を開始できないので、受給期間の延長の手続きが必要になります。
通常は失業保険の受給期間が1年なのに対して手続きをすることで4年まで伸ばすことができるのです。
手続きをしておくことで、安心して出産後に就職活動を始められます。
手続きの期間は、離職日の翌日から30日間待機した翌日(32日め)から、受給延長後の日まで出来るそうです。
しかしよく考えると、あまり遅い申請になると所定給付日数(90日~360日)がすべて受けられなくなるので、可能なら早めに手続きしたほうが良さそうです。
出産後の失業保険の給付を受けるために
出産後、そろそろ就職活動を開始しようと思い始めたら求職活動を開始しましょう。
ここからは、一般の失業保険の給付を受ける人と同じく、ハローワークに行って失業認定を受けなければなりません。
まとめ
派遣やパートの人でも雇用保険に加入していれば、正規雇用の人と同じく失業保険の給付を受けられることがわかりましたね。
妊娠して退職した場合も、正規雇用の人と同じように受給期間を延長すれば出産後に失業認定を受けられることも理解できたのではないでしょうか。
国の手続きは煩雑で面倒なこともありますが、何かとお金の必要になる時期に自分の受けられる最大の給付の知識を身に着け賢く生活を楽しめると良いですね。