ハムスターの複数の飼い方!多頭飼育ができる種類や飼うときの注意点について

ペットショップではハムスター同士が仲良くじゃれあってる姿も見かけます。

ですが、ハムスターを多頭飼いするのは簡単ではありません。

ハムスターに健康で長生きしてもらうためにも正しい知識を身につけましょう。

この記事では、多頭飼いをする際の注意点と、多頭飼いが可能なハムスターの種類についてご紹介します。

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ハムスターの複数飼いができる種類について解説

大前提としてですが、ほとんどのハムスターは単独で行動する習性があるため、複数飼いNGだと言うことを覚えておいてください。

ほとんどの種類で多頭飼いNGな理由

ハムスターは群れで行動せず、基本的にそれぞれが縄張りを持ちます。

同じケージの中で複数飼うと、それぞれの縄張りに侵入してしまうこともよくあります。

それが引き金となりケンカを始めるケースは多いです。

酷い時には一方を殺してしまうほどに発展してしまうこともあるのです。

そのため、大人しく、臆病な種類を除いて多頭飼いできないと言われています。

多頭飼いできる種類

多頭飼いに適した種類は、ドワーフハムスターという小型のハムスターです。

有名なゴールデンハムスターはドワーフハムスターより体が大きく、縄張り意識が強いので多頭飼いしてはいけません。

ドワーフハムスターには、

  • ロボロフスキーハムスター
  • ジャンガリアンハムスター
  • キャンベルハムスター
  • チャイニーズハムスター

という種類が当てはまります。

その中でも臆病で縄張り意識が強くないという特徴から、ロボロフスキーハムスターを多頭飼いする方が圧倒的に多いです。

ジャンガリアンハムスターを多頭飼いする方もたまにいらっしゃいますが、喜怒哀楽の感情の起伏が激しく、ケンカで大怪我することもあります。

ロボロフスキーハムスター以外の種をどうしても複数飼いたい場合はゲージを分けてあげたほうがハムスターのためです。

ロボロフスキーハムスターの特徴

体長7〜10㎝、体重15〜30g

ロボロフスキーハムスターはペット用ハムスターの中で最も小さい種になります。

目の上に白い眉毛のような模様があります。

とっても臆病な性格で飼い主にもなつきづらいです。

臆病な性格ゆえ、嫌なことがあっても怒って攻撃することは滅多にありません。

縄張り意識も他の種と比較しても強くないため、体を寄せあう姿もよく見かけます。

小さい体ですが、運動量は多いです。

トイレは覚えることはなく、走りながらオシッコすることもあります。

ハムスターを複数飼うときの注意点とやってはいけないこととは?

じゃれ合いと喧嘩の見分けがつかない

ハムスター同士でじゃれ合ってると思っていたら、急に攻撃し始めたりすることもあります。

人からしたらじゃれ合ってるように見えてもケンカしてるのかもしれません。

仲よさそうにしてるからといって油断せずこまめに観察しましょう。

ケンカを事前に防ぐために、お互いの縄張りを侵されないくらい広いケージで育てるといいですよ。

感染のリスク

同じケージで飼育すると接触による病気感染のリスクが高まります。

1匹が病気になった場合、他のハムスターたちにもどんどん伝染してしまいます。

そのため日々ハムスターの体調をこまめにチェックすることが必要です。

しかし、同じケージで買っていると、餌を食べた量、便や尿の異常などが個体ごとに観察するのが難しくなります。

ハムスターの健康面を考えるなら多頭飼いはあまりいいとは言えません。

1匹1匹の体調を毎日こまめに観察するのが億劫ではありませんか?

体調に異変があった時にハムスターを診療できる病院が近くにあるか一度ご確認下さい。

相性が悪い個体同士を一緒のケージで飼育しない

生まれた時から一緒のケージで育ったハムスター同士は、ケンカをしづらく多頭飼いに向いています。

しかし、ハムスターの成長に伴い、縄張り意識が強まったり、お互いの相性が悪くなったりしてケンカすることも。

もしケンカしてしまったら、今後もまたケンカする可能性が高いので別々のケージで飼うようにしてください。

多頭飼いする方はケンカした時のために、あらかじめ飼育する個体数分ケージを買っておく必要があります。

オスとメスを一緒にしない。

ハムスターは繁殖力が高く、あっという間に育てきれないほど数が増えてしまいます。

一度に8匹前後生まれることがほとんどなので、オスとメスは一緒のケージで飼育してはいけません。

繁殖させたい場合は里親がいるか、いない場合は自分だけでちゃんとお世話できるか考えて計画的に行って下さい。

まとめ

ハムスターの種類によっては多頭飼いが可能な場合もあります。

お互いに身を寄せ合ってるハムスターを毎日見ていたいですが、多頭飼いがハムスターにとってリスクが大きいのも事実です。

多頭飼いする際は、ハムスターの幸せを第一に考え、覚悟と責任があるかしっかり確認しましょう。

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