世間では男女平等がいわれる昨今。
共働きの夫婦は平等な家事の分担について様々な意見が飛び交っています。
一方、専業主婦が家事の分担を言い出すと「わがまま」だとか「それなら仕事しろ」と言われかねない雰囲気がありますね。
外で仕事をしない分、家事はしっかりしろと言われては専業主婦からは言い返しにくいのが辛いところです。
では本当に夫には家事を分担しないままでいいのでしょうか。
またはお願いするとしたら、その分量は?
専業主婦の家事の分担について考えてみたいと思います。
未就園児の子がいる専業主婦の場合
未就園児の子がいる専業主婦の場合は、会社員並みに、それ以上に忙しいと言い切って良いでしょう。
時間帯別に分担したい家事をまとめます。
午前中の分担
朝、起床してからご飯を食べさせて服を着替えさせて…と育児に大忙しです。
授乳中であれば他の家事を並行して行うのも難しいでしょう。
時間に限りがある朝は、特に夫にも家事を分担してもらいましょう。
パンを焼く。
バターを塗る。
コーヒーを入れる。
ヨーグルトを出す。
この辺りのことは自分のことでもあるし、1人分も2人分もさほど労力が変わらないのでお願いしたいですね。
さらに、ゴミ出しも回収の時間が過ぎてしまうと困るので出しなに一緒にお願いしましょう。
日中
日中には夫は仕事中でいませんので、分担は難しいですね。
でも、まだ幼稚園に行っていない子どもがいると、母親は公園や児童館に連れて行くなど忙しいものです。
買い物一つ行くのも子どもがぐずったりすると大変でしょう。
我が家の場合ですが、子どもが小さい時は掃除機の音が嫌いで号泣するため、ひたすらウェットシートで掃除をしていました。
後追い期だとどこにも付いてきて、自分のトイレすらままならないですよね。
日中の分担は諦めて、頑張っている自分をうんと認めてあげましょう。
夕方〜夜
主婦にとって一番忙しい時間ですね。
夕食の準備に洗濯物を取り込み、畳んでからタンスにしまう。
子どもに夕食を食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけです。
ここまでは夫が帰宅前にやらないといけない事なので、分担できないですね。
帰宅後からお願いできる家事を考えてみましょう。
食器を洗う。
入浴後に浴室を洗ってもらう。
まずはこの2つをお願いしましょう。
つい寝かしつけで一緒に寝てしまう事も多いです。
朝、起きた時に溜まった食器を見るとがっかりしてしまいますよね。
もし、さらにお願いできるのであれば洗濯物を夜に干してもらうのはいかがでしょうか。
外に干すのが嫌ならば室内に干しておいて翌朝にベランダに出すといいでしょう。
ベランダに母親が長くいると、子どもも出たがります。
高層階のマンションだとそれだけ危険もありますので、夫の理解を得やすいかもしれません。
子どもがいない、または幼稚園児以上の子どもがいる専業主婦の場合
この場合の専業主婦は、個人的な意見ですが、家事分担を強要することは難しいというのが本音です。
周りには帰宅が早い夫が夕食を作っているという家庭もありますが、それは珍しいケースだと思います。
我が家は特に夫の帰宅時間が22時を過ぎるので、それから家事をお願いするのは正直心苦しいです。
では何も分担しないという結論で良いでしょうか。
ここでは「NO」と断言します。
普段の家事は専業主婦がメインで取りかかることにしましょう。
でも、家事を全くしないでおくと困る事が必ず起きます。
主婦が体調を崩した場合、長期間家を空ける場合、家事のルールを知らずに乗り切ることができますか?
ゴミ出しの日はいつ?
洗濯機の使い方がわからない。
包丁ってどこに置いてあるの?
全て我が家の夫が言っていたことです。
体調が悪い時にそれを説明するのは辛いですね。
夫にもいざという時のために、最低限のルールを知っておいてもらうことが大切だと思います。
いきなり丸投げではできません。
子どもと同じですので、最初は一緒にやってあげましょう。
ゴミ出しはルールを覚えるためにお願いしましょう。
家電も新しいものに買い換えたら使い方を覚えてもらいましょう。
たまには、子どもの洗濯物もタンスにしまってもらいましょう。
いざという時のためです。
家事を押しつけようとしている訳ではありませんからね。
コミュニティへの参加
日常の家事を定期的に分担するのは難しい場合でも、コミュニティへの参加はメインでお願いしましょう。
近所での行事
地域清掃やマンション内の自治会など、土日に行われる行事に関しては夫をメインに行かせましょう。
専業主婦は普段から近所の方と挨拶をする機会も多いですが、夫はなかなか関わることも少なく知らない事も多いですね。
災害が起きた場合など、近隣住民との関わり合いの重要さは皆さんご存知だと思います。
幼稚園や小学校の行事
幼稚園や小学校の行事が平日にある場合でも、休みが取れるのであれば参加をお願いしましょう。
お父さんの参加率は年々上がっていますね。
熱心なお父さんが多くなっていると思います。
実際に子どものクラスでの様子を見てもらうことで、夫婦で問題の共有化ができます。
母親はどうしても感情的になりがちです。
冷静な目で見てもらうことが時に必要でしょう。
まとめ
未就園児がいる場合の専業主婦は自信を持って夫にも家事の分担をお願いしましょう。
平日は専業主婦に負担が多くなると思うので、休日は夫に多めに分担しましょう。
手がかかるのも数年です。
外食やテイクアウトに頼るのも悪い事ではありません。
子どもに手がかからない専業主婦の場合は分担を言い出しにくいと思いますが、いざという時に困らないように最低限のルールや使い方を理解しているレベルにはしておきましょう。
いつか困るのは夫です。
これだけは知っておいてもらいたい事は家庭によって違うと思いますので、一度まとめてみるのも良いと思います。
我が家は家電の使い方、ゴミ出しのルール、子どものかかりつけ医の場所と受診方法は一通り分かってもらえるようにしています。
本当はもう少し、できれば食事に関しての家事を手伝って欲しいなと思いますが、結婚当初から引き受けてしまったために自分の仕事では無いと思い込んでしまっています。
これは失敗しましたね。
今からでも少しずつお願いして、いつか仕事を始める時にはスムーズに分担できるように整えていきたいと思います。
夫婦でお互い尊重し合った家事分担ができるよう、話し合いを頑張りましょう!