毛布を洗濯したあとに、カビのような嫌な臭いが発生することがありますが、これには様々な原因があります。
これらの原因は、すべて自宅での毛布のケアで除去したり、防いだりすることができます。
毛布が臭くなる原因のほとんどは、普段の毛布の扱い方・手入れの方法によるものだからです。
今回は、洗濯後の毛布が臭くなる原因やその除去・予防方法について徹底解説していきます。
毛布が臭くなる原因
毛布が臭くなる最も大きな原因は、毛布を清潔に保つことができていないからです。
嫌な臭いの発生原因は、毛布に皮脂や汗、ほこりが染みつき、これらが湿気を含むことでカビが発生して、嫌な臭いを放つ原因となります。
どうして、毛布に皮脂や汗・ほこり・カビが付いてしまうのでしょうか?
答えは、普段から毛布の手入れがきちんとできていないからです。
毛布は、冬場に暖をとるために欠かせない必須のアイテムです。
毎日使う毛布には、日々使った人の皮脂や汗が蓄積しますし、生活することで発生した見えないほこりも溜まります。
冬場でも、人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかいていると言われています。
これは掛け・敷き布団だけでなく、毛布にも染みついてしまっているのです。
洗濯前から染みついた嫌な臭いは、普通の洗濯だけではとることは難しいため、洗濯後も毛布が臭く感じてしまいます。
また、洗濯機が汚れて嫌な臭いを放っているときに毛布を洗うと、その匂いが毛布に移ってしまうこともあります。
洗濯機も日々の洗濯に使用することでごみやほこり、水がたまること、洗濯機の内部にカビを作る原因になります。
カビのはえた不潔な洗濯機を使うことで、毛布に嫌な臭いを、洗濯することで付けてしまっているのです。
このような状態の洗濯機を使ったときに、毛布にいい匂いを付けようと、香りのきつい柔軟剤を使ったりすると、さらに臭いが悪化することがあります。
普通の洗濯洗剤では取り切れなかった臭いの原因に、きつめの香りのする柔軟剤の匂いが混ざり、更なる悪臭の原因となります。
洗濯後の毛布が臭くならない方法
毛布を臭くしないために、週1回程度は毛布の手入れを行うようにしましょう。
手入れの内容は主に、風通しのいい場所で日陰干しをすること、毛布をブラッシングすることです。
日陰干しすることで毛布の湿気をとり、カビを作る原因を取り除きます。
毛布をブラッシングすることで、蓄積されたごみやほこりを取り除き、毛布を清潔に保つことができます。
この2つのポイントをおさえて手入れをすることで、洗濯前から嫌な臭いを発生させず、洗濯後もいい匂いにすることができます。
消臭スプレーを全体に降りかけてから、日陰干しで毛布を乾燥させると、染みついた臭いの原因となる菌も防ぐことができ、より清潔な毛布を保てます。
また、洗濯機の定期的なクリーニングを行うことも大切です。
洗濯機に溜まったごみやほこり、カビを定期的に取り除くために、洗濯槽洗浄を行いましょう。
洗濯槽専用の洗剤がドラッグストアなどで入手できるため、それを使って洗濯槽クリーニングを行ってください。
方法は、洗剤の取り扱い説明に従って行うようにしてください。
普段の洗濯の後にも、洗濯槽内部を乾燥させるために、洗濯機使用後は蓋を開けておくなど、カビを発生させないような方法をとることも大切です。
この2つの方法を行うだけで、洗濯後、毛布から嫌な臭いが発生するのを防ぐことができるでしょう。
臭くなった毛布のにおいをとる方法
臭くなってしまった毛布も、自宅で臭いをとる方法があります。
家の掃除でも大活躍の、重曹を使うことで、簡単に嫌な臭いをとることができるのです。
まず、毛布全体に重曹をまんべんなく振りかけます。
全体に薄くまんべんなくいきわたったら、重曹を振りかけた側を内側にして、毛布を丸めて1時間ほど置いておきます。
その後、掃除機で重曹を吸い取り、湿気を飛ばすために外干ししたり、布団乾燥機にかけたりすると、臭いを除去することができます。
重曹には、脱臭効果があるため、全体に重曹を振りかけて置いておくことで、嫌な臭いを重曹が取ってくれるのです。
毛布の嫌な原因は、主に人の皮脂や汗によるもので、これらは酸性の性質を持ちます。
重曹は反対のアルカリ性を持つことで、臭いの原因の酸性を中和させて、嫌な臭いを取ってくれます。
消臭効果のある洗剤を使っても臭いが取れないという場合に、この方法を試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、洗濯後の毛布が臭くなる原因や、臭いにおいへの対策について紹介してきました。
洗濯したのに毛布が臭い、という経験のある方は、原因に心当たりがあったのではないでしょうか?
普段からの毛布の手入れや洗濯機のメンテナンスを行うことで、嫌な臭いは簡単に予防することができます。
臭いが染みついて取れない場合にも、家にある重曹で簡単に除去することができるので、臭くなってしまったからと諦める必要はありません。
毛布のにおいが気になる人は、ぜひ試してみてください。