ペットを飼っていると、予期せぬ原因でカーペットが汚れてしまうことがありますよね。
洗濯したり、拭き取ったりしても、シミや臭いが残ってしまうこともあります。
ペットがいるから仕方ないと思う人もいるでしょうが、それを理由にカーペットの掃除を諦める必要はありません。
今回は、ペットがカーペットにつけてしまった汚れを落とす方法を紹介します。
ペットがカーペットを汚してしまう原因は?
ペットがカーペットを汚してしまう原因は、主に3つあります。
3つの原因の共通点として、防ぐことが難しいという点がありますが、仮に汚してしまっても、掃除することは可能です。
参考程度に知っておくと、掃除を楽にするためのポイントを知ることができます。
ペットの抜け毛
人間の髪の毛がカーペットに落ちるように、動物の体毛もカーペットに落ちてしまいます。
動物は周期的に体毛の生え変わりがあるため、生え変わりの時期になると、想像以上の抜け毛に悩まされることでしょう。
しかし、これは動物の生理現象であるため、カーペットを汚さないように予防することは困難です。
ペットの嘔吐物
犬や猫は、時々嘔吐をしてしまうことがあり、それがカーペットを汚す原因となることがあります。
病的な原因があることもありますが、生後間もない場合や高齢の場合は、生理機能の未熟さや衰えによって嘔吐が起こることもあるのです。
動物の嘔吐は、人間のように出す場所を選んだり、コントロールしたりすることはできません。
突然起こる場合もあるため、カーペットにかからないよう、完全に予防することは難しいでしょう。
マーキング・トイレの失敗
排泄によるマーキング行為で、カーペットが汚れることもあります。
排泄によるマーキングは、犬に多いので、室内犬を飼っている人は十分に注意が必要です。
また、子犬や子猫・その家に慣れていないペットの場合は、トイレの場所が分からず、間違ってカーペットの上でトイレをしてしまうこともあります。
ふかふかのカーペットは、犬や猫にとって排泄をしやすい場所に当たるため、カーペットの上でトイレをしてしまうのです。
ペットがカーペットを汚してしまう前に、しっかりとトイレの場所を教えて訓練する必要があります。
汚れの原因別!カーペットの掃除方法を紹介!
ペットの抜け毛掃除の方法
カーペットに付いた抜け毛には、ゴム手袋を使った掃除が効果的です。
ゴム手袋を装着し、カーペット全体を優しくなでることで、毛をゴッソリと取ることができます。
この方法で毎日掃除ができれば、キレイなカーペットを保つこともできるでしょう。
掃除機や粘着テープを使った後で、ゴム手袋を使って掃除すれば、より効果的に掃除ができます。
またゴム手袋を使えば、掃除機では取り切れなかった、ペットの毛以外の細かいゴミも同時に取ることも可能です。
ゴム手袋は、1度買えば破損しない限りは繰り返し使用することができるため、掃除グッズの節約にもなるでしょう。
その他の方法として、ブラシを使っても、簡単に毛を取ることができます。
使用するブラシは、カーペット用ブラシの他に、靴洗い用のブラシでもOKです。
ゴム手袋と同じ要領で、ブラシを使ってカーペットをなでるようにブラッシングします。
すると、カーペットの奥に溜まった毛を掻き出すことができるのです。
取れた毛は掃除機を使って吸い取りましょう。
掃除機を出すのが面倒な時は、ガムテープなど粘着テープを使用して取り除いても良いです。
排泄物や嘔吐物の掃除
① 排泄物を拭き取る
排泄物や嘔吐物がカーペットにかかったら、まず水分をしっかりと雑巾で吸い取ります。
嘔吐物の場合は、表面に付いた大まかな吐物をティッシュなどで取り除いてから、雑巾で水分を吸い取りましょう。
この時、ゴシゴシとカーペットをこするように水分を取るのではなく、上から押さえつけて水分を取るようにしてください。
ゴシゴシとこすることで、カーペットに排泄物や嘔吐物を染み込ませることになってしまいます。
雑巾が排泄物や嘔吐物を吸い込み、湿ってきたら、乾いた新しい面に変えながら、吸収させていきましょう。
後片付けを楽にしたいという場合は、ティッシュやトイレットペーパーなどを使っても大丈夫です。
ティッシュやトイレットペーパーを使う場合、排泄物が染み込んできたら細目に取り換えるようにしてください。
しっかり吸い取らないと、この後の掃除に支障をきたし、カーペットに排泄物や嘔吐物が残ってしまうことがあります。
② お湯をかけて排泄物や嘔吐物を取り除く
排泄物や嘔吐物をしっかりと吸い出せたら、排泄物や嘔吐物がかかった箇所にお湯をかけます。
お湯を染み込ませ、キレイな雑巾やティッシュなどを使って、再度水分を吸い取りましょう。
途中、雑巾を乾いた面に変えたり、ティッシュをキレイなものに交換したりしながら、徹底的に水分を吸い取ります。
水分が雑巾やティッシュに付かなくなってきたら、足で踏んで押さえつけ、これ以上水分がつかないことを確認できるまで、水分を吸収してください。
この手順を2~3回ほど、繰り返し行うことで、よりキレイに排泄物や嘔吐物を取り除くことができます。
③ 漂白剤を使う
お湯をかけて2~3回拭き取っても、臭いやシミが取れない時は、酸素系漂白剤を使ってキレイにしていきましょう。
約50℃のお湯に酸素系漂白剤を大さじ2~3杯混ぜて、漂白液を作ります。
雑巾を漂白液で絞り、臭いやシミの気になる箇所を叩くように拭いてください。
漂白液で、臭いやシミの気になる箇所が濡れたら、そのまま1~2時間程度置いておきます。
その後、乾いたタオルで漂白剤を付けた箇所の水分を取り、水に濡らした雑巾で漂白液を拭き取りましょう。
この時も、トントンと叩き拭きを行い、漂白剤がカーペットに染み込まないようにしましょう。
④ 乾燥させる
水分や漂白液を拭き取ったら、最後にドライヤーを当てて乾燥させてください。
濡れたままでは、カーペットにカビができる原因になり、異臭の原因となります。
カーペットが焦げたりしないように気を付けながら、ドライヤーを当てて乾燥させてください。
余力のある場合は、この段階でカーペットを丸ごと洗濯してしまうのも良いでしょう。
他の汚れも洗濯で取ることができ、清潔で気持ちの良いカーペットにすることができます。
カーペットを選択しても大丈夫かどうかは、カーペットについている洗濯表示を見て、判断してください。
まとめ
ペットがカーペットを汚してしまう原因は主に3つありましたが、3つ共に効果的な掃除の方法があることを紹介しました。
汚れが付いたと気づいたときに、早めに対処をすることで、汚れをより簡単に落とすことができるので、できるだけ早く掃除しましょう。
大切なペットと一緒に気持ちの良い空間で過ごせるようになりますよ。