いつも使っているカーペットがべたつくような感覚はありませんか?
カーペットは、適度に手入れをしないと、どんどん汚れやべたつきが蓄積していきます。
お子さんのいる家庭では、汚れたカーペットをお子さんが使うことに抵抗を感じる人もいるでしょう。
今回は、カーペットのべたつきを簡単に取り除く方法を紹介します。
カーペットがべたつくのはどうして?
カーペットのべたつきの原因は、「人間の汗や皮脂」です。
汗や皮脂は、人間の身体から常に分泌されるもので、知らず知らずの間に、それらがカーペットに付着してしまいます。
特に、夏場になれば汗を大量にかき、カーペットはいつも以上に汗で汚れます。
カーペットに付着した汗や皮脂は、水分が乾燥し、成分だけがカーペットに残ることで、べたついてしまうのです。
カーペットを使用する以上、防ぐことはほとんど不可能に近いですが、手入れをすることで、べたつきを取ることはできます。
重曹スプレーを作ろう!
カーペットのべたつきを取る最も簡単な方法は、重曹を使用することです。
重曹は、汗や皮脂を取り除くのに最適であり、多くの家庭に常備しているものなので、すぐに掃除を実践できるでしょう。
汗や皮脂が酸性の汚れであるのに対し、重曹がアルカリの性質を持つため、汚れを中和させることで、べたつきを取ることができるからです。
しかし、重曹は粉末のままで使用しても、べたつきは取れません。
汗や皮脂を取り除くためには、重曹を十分に反応させて、汚れを中和させる必要があります。
粉末のままでは、カーペットに付いた汗や皮脂に十分に反応することができないため、重曹水にすることがポイントとなるのです。
また、粉末のままで使用すると、掃除機で吸いこむ際にフィルターに詰まり、掃除機を故障させる原因になります。
重曹の粉末は、粒子が大きいため、掃除機のフィルターに詰まりやすいのです。
フィルターを詰まらせる恐れがあるうえ、べたつきも十分に取れないのであれば、試す必要はありませんね。
そのため、重曹を使うときは、まず重曹スプレーを作りましょう。
作り方は
① 重曹小さじ1杯に対してぬるま湯100mlを用意します。
② 重曹とぬるま湯を混ぜ、重曹が溶け切るまで混ぜてください。
③ スプレーボトルに重曹水を詰めて完成です。
この3ステップのみで、簡単に作ることができます。
スプレーボトルは、家に余っているものでも、100均やホームセンターで購入したものでもなんでも構いません。
スプレーボトルを準備できない場合は、なくても問題はありません。
その場合は、重曹水をバケツなどの入れものに準備して、雑巾を絞りながら、カーペットを拭いてください。
それだけでも、カーペット表面のべたつきは取ることができます。
重曹スプレーを使ったカーペット掃除の方法
まず、重曹スプレーを使って、カーペット全体に降りかけていきましょう。
表面が少々しっとりする程度に濡らしてください。
全体に満遍なく、重曹スプレーをふりまいたら、1時間ほど置いておきます。
時間が経ったら、水で固く絞った雑巾で、全体をなでるように拭いてください。
あとは、風通しの良いところでカーペットを乾かせば完成です。
重曹スプレーをふりまいた後、しばらく放置するのは、カーペットに付いた汗や皮脂と重曹を十分に中和させるためです。
重曹スプレーをふりまいてすぐに拭き取ってしまうと、カーペットに染み込んだ汗や皮脂に、重曹が十分反応しません。
重曹が十分に反応しないことで、汗や皮脂を十分に中和することができないため、べたつきが残る可能性があります。
おすすめの手順は、カーペットに重曹スプレーをふりまいた後、1時間程度外出します。
この時、可能であれば窓を開けて風通しを良くしておくと良いでしょう。
重曹を十分に反応させる間に、他の用事も済ませてしまえば、時間を上手に使うことができます。
その日の買い物などに出掛ければ、帰ってきて一息ついたころには、重曹と汚れが十分に中和してくれているでしょう。
スプレーボトルがない場合は、重曹水で雑巾をしぼり、カーペットの表面を満遍なく拭いてください。
この時、ゴシゴシとこするようには拭かず、優しくなでるように拭くようにしましょう。
全体を拭き終えたら、1時間程度風通しの良い場所で放置しておき、その後、水で絞った雑巾で全体を拭いてください。
最後は表面が乾燥すれば、カーペットのべたつきは消えているでしょう。
掃除の頻度は、細目にできるのなら週1回、最低でも月1回できれば、カーペットを清潔に保つことができます。
まとめ
カーペットの表面に付いた、べたつきを簡単にとるための方法を紹介しました。
自宅に常備してあるものを使って、簡単に掃除をすることができるため、おすすめの方法です。
夏場に汗をたくさんかく人、カーペットの上で1日の大半を過ごす人は、ぜひ試してみてください。
べたつきのない、快適なカーペット生活を送ることができるでしょう。