真っ黒く汚れるまで掃除に使い込んだ雑巾を、洗濯しても中々汚れが落ちない、という経験はありませんか?
しっかりもみ洗いやこすり洗いをしても、何故か汚れの色が落ちないという現象には、原因があります。
それは、汚れに対して適切な洗剤を使えていないからです。
汚れの種類に合わせた掃除の方法をするのと同じように、雑巾の汚れに合わせた洗剤を使い分ける必要があります。
今回は、汚れの種類別に、雑巾を白くキレイにするための洗濯方法を解説します。
真っ黒な汚れには石鹸でのこすり洗いが有効!
洗濯用せっけんでこすり洗いをすることで、せっけんが潤滑剤の役割をして、繊維にこびり付いた根元から落としてくれるのです。
雑巾に付いた真っ黒な汚れは、目に見えないほこりや砂利などの不溶性の汚れが、雑巾の繊維に絡んでしまうことが原因です。
不溶性の汚れは、普通の洗濯用洗剤だけでは、落とすことが難しいです。
そのため、洗濯用せっけんでこすりながら手洗いを行うのが、最も良いと言われています。
汚れをよりキレイに落とすコツは、せっけんをしっかり泡立てるところにあります。
泡がモコモコになるまで泡立てることで、泡が汚れを浮かせてより落としやすくしてくれるのです。
手洗いの時に、お湯を使うとより汚れが落ちやすくなります。
お風呂の残り湯で洗うと、汚れを落としやすくするのと同時に、水道代も節約できるのでおすすめです。
せっけんを使うことで、手荒れが気になるという人は、ゴム手袋を着用して行うようにしましょう。
しっかりと泡立てるので、すすぎ洗いの時は、泡が出なくなるまでしっかりとすすぎましょう。
油汚れには界面活性剤を使用した浸け置きが有効!
油汚れに対しては、界面活性剤を使った浸け置きが、最も効果的です。
家にある洗剤では、洗濯用洗剤や食器用洗剤が界面活性剤に該当します。
浸け置きにおすすめなのは、洗濯用洗剤です。
洗濯用洗剤は、布類を洗うことに特化した洗剤なので、雑巾の汚れをより効率よく落としてくれるためです。
洗濯用洗剤と食器用洗剤の違いは、口に入ってしまったとき、人体への影響はどうかという点です。
どちらを使っても油汚れを落とすことは可能ですが、しっかり汚れを落とすなら洗濯用洗剤を使うのが良いでしょう。
界面活性剤をお湯に混ぜ、油汚れの付いた雑巾を10~15分ほど浸け置きし、洗剤入りのお湯でもみ洗いをした後、流水ですすぎます。
これだけで、頑固な油汚れをキレイに落とすことができるのです。
洗剤入りのお湯の中でもみ洗いをすることで、他の汚れも一緒に落とすことができるので、よりキレイな雑巾に仕上げることができます。
洗剤でもみ洗いをするときに、汚れの部分に対して、洗濯板を使ってこすり洗いしても効果的です。
お湯や洗剤で手荒れをしやすいので、ゴム手袋を着用して行うようにしましょう。
この方法で油汚れが落ちない時は、キッチン用の漂白剤で浸け置きをした後に、洗濯用洗剤でもみ洗いをしてみてください。
漂白剤を使うときは、他の洗剤と混ざってしまわないように気を付けてください。
掃除中から細目に汚れを落としておくのが、キレイな雑巾を保つコツ!
掃除中から、付いた汚れを落としながら雑巾を使うことで、後の洗濯がより簡単になります。
通常の洗濯物と同じく、雑巾も汚れが付いたときに洗うのが、キレイな雑巾を保つコツであり、洗濯の鉄則です。
雑巾をすすぐためのバケツを準備しておき、お湯と洗濯用洗剤を混ぜた洗剤液を作っておきます。
掃除を進め、ある程度雑巾が汚れてきたら、作った洗剤液ですすぎ洗いをしてみてください。
キレイな雑巾で掃除を進めることで、家の中をよりキレイに掃除することができるでしょう。
雑巾を使った後、できるだけ早く手洗いを行うことも、キレイな雑巾を保つコツです。
汚れが付いたままで置いておくと、雑巾の繊維に汚れが浸透してしまい、汚れが落ちにくくなります。
掃除中からのすすぎ洗いと、使用後の素早い洗濯が、雑巾の洗濯の原則であることを覚えておくと良いでしょう。
どうしても時間を置いてからでないと洗濯できない時は、使用直後から、洗剤液に浸け置きしておくことをおすすめします。
浸け置きも立派な洗濯方法の1つです。
また、浸け置きしている間は手が空くので、他の掃除をしたり、休憩や買い物に行ったりすることもできます。
洗濯をしている間に他の用事を済ませられれば、時間の節約にもなりますね。
まとめ
雑巾に付いた真っ黒な汚れや油汚れは、普通の洗濯では、なかなか落とすことができません。
落ちない汚れの洗濯は、ストレスになりやすいですよね。
今回紹介した洗濯方法で、汚れを簡単に落とし、ストレスなくキレイな雑巾に洗い上げましょう。
真っ黒な汚れと油汚れのどちらもついているときは、紹介した方法を合わせて行うとより雑巾をキレイにできますよ。
この方法を使っても汚れが落ちない時は、潔く新しい雑巾に交換することもおすすめです。