これからの季節、だんだんと暑く、湿度も高くなってくるので、窓を開けて家の空気を換気するという方も多くいらっしゃると思います。
ですが、完全に窓を開け放してしまうのは難しく、網戸にしているという方も多いと思います。
網戸は特に外側の汚れが気になりますよね?
今回は、網戸のお掃除、特に外側の面のお掃除を簡単にするお掃除方法をご紹介します。
網戸掃除のポイントひとつ目!雑巾を使って手軽にささっと!
さっそく、ひとつ目の網戸のお掃除アイテムをご紹介していきます。
ひとつ目は、どの場所のお掃除でも定番アイテムとなっている『雑巾』を使う方法です。
窓まわりの掃除に共通することですが、窓も網戸も、主な汚れの原因は『ほこりやチリ、砂』などで、ぞうきんがあれば十分、汚れを落とすことが可能です。
それでは、実際のお掃除方法をご紹介していきます。
網戸掃除は雑巾で手軽に手早く!
まず最初に、乾いたぞうきんと水でぬらす雑巾2枚、水を入れたバケツを用意し、それらのお掃除グッズをもって外に出て、窓も網戸もしっかり閉めます。
初歩的な部分ですが、今回ご紹介するお掃除方法は『網戸を外さずに水でぬらして雑巾でふき取る』という方法です。
窓が開いていては部屋の中もびちゃびちゃになりますので、しっかり戸締りを確認してくださいね。
そして、基本的な工程としては2つだけ。
網戸をぬらし、ぞうきんで拭き取る、それだけです。
しかし、ただぬらして拭き取るだけでなく、いくつかのポイントがあります。
まず、網戸を水でぬらしていく際には、下から上にこすりながら網戸をぬらすようにすると効果的です。
地球の重力があるため、この方法で網戸をぬらしていくと、ぞうきんから水が垂れてきて、服の中に入ってしまったりして、少々気持ちが悪いと思われるかもしれません。
しかし、ここでは網戸をぬらしながらぞうきんで網戸の表面に着いた汚れをぬぐい取ることになりますので、『ぬらす時には下から上』『からぶきは上から下』と両方向からこすることで、すみずみまで汚れをとることができます。
網戸を全体的にぬらせたら、乾いたぞうきんに持ちかえて、今度は上から下へと、網戸にくっついた汚れやほこりをぬぐい、こすり取るようにしながらふきあげていきます。
これで、とても簡単な網戸の水拭き掃除が終了となります。
あまりにシンプル過ぎる…しっかり汚れをとりたい場合はどうすればいい?
先ほど、雑巾を使ったお掃除方法を簡単にご紹介しましたが、『これではあまりにシンプルすぎ』『汚れがとれた気がしない…』という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、もう少ししっかりとお掃除をしたい方に向けて、もう少しお掃除グッズを増やしてしっかり掃除する方法もお伝えしておきます。
用意するものは、先ほど準備していた2枚の雑巾と水を入れたバケツ、これらに加えて、洗車用のブラシ、新しくて大きめのスポンジ、そして『セスキ炭酸ソーダ』の洗剤です。
まず、最初の工程として、網戸の表面に付着しているほこりや汚れを、網戸をぬらす前に大まかに取っていきます。
洗車用のブラシを持ち(水でぬらす必要はありません)、上から下へと網戸の表面を軽くなでるようにして、ほこりを落としていきます。
ここでは、家の中のほこりっぽい場所を掃除するときと同じで『上から下へ』が鉄則です。
高いところから作業を始めるので、ほこりを吸ってしまわないように、オプションでマスクやメガネを準備しておいて、自分の身を守ることもおススメします。
ここで、洗車用のブラシを使うのにも理由が3つあります。
ひとつめに、通常のお掃除用ブラシよりもブラシ面が大きいので一度に広い範囲をブラッシングできること。
ふたつめに、洗車用のブラシは『柄が長め』に作られているものが多く(車の屋根など手が届きにくい場所でもこすれるように)、網戸の高い所までちゃんと届くこと。
みっつめに、ブラシ部分の素材が車を傷つけないよう柔らかい素材で作られているので、ゆっくりと軽い力でなでるようにすれば、網目にもブラシが入り込んで、表面のほこりだけでなく隙間に入ったほこりもかき出せること。
これらの特徴が挙げられています。
こうして、網戸の表面のほこりを取り除けたら、次にスポンジに水を含ませて、このスポンジで網戸をぬらしていきます。
先ほどは、水でぬらしたぞうきんで網戸をぬらしていましたが、その雑巾の代わりにスポンジを使うだけです。
スポンジでぬらす時にも、『下から上へ』向かってぬらしていくのがポイントです。
網戸をびちゃびちゃにしたらスポンジをしっかりと洗い、水を換え、スポンジに新しい水を含ませてから『セスキ炭酸ソーダ』をスポンジに適量つけ、その『セスキスポンジ』で網戸の表面の汚れを取り除いていきます。
スポンジで網戸をぬらし、セスキで網戸の汚れを浮かせるということです。
セスキスポンジで網戸を掃除し終わったら、水でぬらしてかたく絞ったぞうきんを用意して、網戸に残った汚れを除去していきます。
最後に、からぶき用の雑巾で水分をふき取って、お掃除終了となります。
こちらの方法では、セスキを使うことで、水だけでは取り除けない汚れもしっかりと取り除けたほか、いきなり網戸をぬらす前に、洗車ブラシで軽く表面の汚れを除去しておくことで、大きな汚れと小さな汚れそれぞれに対応したお掃除方法を行う事ができます。
網戸掃除のポイントふたつめ!窓用モップを使ったお掃除方法!
次に使用するのが、『モップ』です。
『モップ』といっても、床掃除で使うあのモフモフしたモップではなく、窓掃除用に作られた『シャンパー』や『ウォッシャー』と呼ばれるものを使用します。
作業は、先ほどご紹介した雑巾を使用した場合の『水拭き掃除』と同じく、とてもシンプル。
シャンパーを水でぬらし、網戸の上から下へとなぞります。
この時、シャンパーの表面の起毛が網戸の網目に入り込み、網目から汚れをからめとるような形で汚れを落としていきますので、決して焦らず、ゆっくりと丁寧に上から下へと動かしてください。
もうこれだけで十分汚れが落ちていますので、このまま自然乾燥やからぶきで乾かしても大丈夫です。
まだ汚れが落ち切っていないな…と思う場合や、もう少ししっかりと掃除したいな…という場合は、これに先ほどの雑巾での水拭き掃除の工程を組み合わせたり、セスキ炭酸ソーダなどの洗剤を使用して細かい所の汚れまで分解して落とすということも可能です。
この『シャンパー』は、網戸掃除だけではなく窓掃除にも使えるもの。
本体に付着した汚れも簡単に取れるので、何度も繰り返し使えてとてもエコなお掃除グッズです。
百均などでも売られていますので、ぜひ探してみてください。
まとめ
今回は、網戸の外側の汚れを簡単に、身近なものでお掃除する方法を特集しました。
普段何気なく使用している網戸ですが、スッキリきれいな状態を保って、これからの暑い季節に気兼ねなく家を換気し、心身ともに健康に過ごせるように、この機会に網戸のお掃除を行ってみてはいかがでしょうか?