カーペット掃除に重曹は使わないほうがいい?失敗しないカーペットの掃除方法

重曹をカーペットに振りかけて放置し、そのあと掃除機でキレイに吸い込めば、カーペットがきれいになるという掃除方法が流行っていますね。

ですが、この方法は失敗することが多く、おすすめの方法ではないのです。

掃除機で重曹を吸い込むとき、掃除機のフィルターが目詰まりを起こし、最悪故障してしまうことがあります。

それによって、カーペットに重曹が残り、クリーニングやコインランドリーに持って行かないといけない状況にもなりかねません。

カーペット掃除の正しい方法と、重曹の上手な使い方について、詳しく紹介しましょう。

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カーペット掃除の基本を押さえよう

カーペット掃除の基本は3つあります。

1. 掃除機でカーペットについたゴミを吸う
2. 掃除機で取れない髪の毛やほこりを粘着クリーナーで取る
3. 中性洗剤と水を混ぜた液で絞った雑巾で表面を拭く

この3つのポイントを押さえて掃除をすることでカーペットをキレイにすることができます。

重曹を振りかけて掃除機で吸うという方法は、人体への害が少なく環境にも優しい、ナチュラルクリーニングができるという風潮が流行り始めたからです。

カーペットに付いた汚れも臭いも、重曹1つで簡単にとれると思うと、試したくなってしまいますよね。

ですが、なんでも重曹を使えばキレイになるというわけではありません。

掃除方法の基本を無視してしまうようなやり方だと、本当にキレイにすることはできないでしょう

洗剤それぞれに適した使い方があるように、重曹にも適した使い方があります。

カーペット掃除に重曹を使うときは、重曹の持つ性質を理解したうえで、掃除の手順に加える必要があるので、詳しく説明しましょう。

重曹とは、本来どんなもの?

まず、重曹の持つ性質について説明しておきましょう。

  • 重曹は弱アルカリ剤
  • 粒子が大きいことが特徴で、研磨剤としても使われる
  • 臭いや湿気を吸収するので、消臭剤や除湿剤としても利用できる

ここで、カーペット掃除に重曹を振りかけるという方法について、考えてみましょう。

カーペットの上に振りかけて、「臭いをとる」ということは可能ですが、粒子が大きいことで、掃除機で吸いきれないという事態が起こります。

そのため、カーペットに重曹を振りかけて掃除するのは失敗する、と言われているのです。

では、カーペット掃除で重曹は全く使えないのでしょうか?

重曹の性質を利用した、適切な使い方をすれば、効果的にカーペット掃除をすることができます。

カーペット掃除における重曹の本当の使い方

重曹を使うポイントは、ぬるま湯に溶かして「重曹水」を作ってから使うことにあります。

重曹水の作り方は、重曹小さじ1杯に対して、ぬるま湯100mlを用意して溶かすだけと簡単。

重曹水で絞った雑巾を使って、カーペットの表面を拭くと、表面に付着している皮脂や汗による酸性の汚れを、中和して落としてくれます。

また、この方法でカーペットを拭くことで、カーペットに染み込んだいやな臭いも同時に落としてくれます。

重曹水をスプレーボトルに入れ、カーペット全体に吹きかける方法でも、同じ効果を発揮してくれます。

重曹水を使用した後は、水分が残らないように、風通しの良い場所で乾かすようにしてください。

カーペットに付いたシミも、この方法で落とすことができます。

汚れの部分に重曹水を付け、服のシミ取りと同じ要領で、ポンポンと叩いて落とします。

重曹水で汚れを分解させて浮かせ、シミをとることができるのです。

ここで大切なのは、カーペットを徹底的にキレイに掃除したいのであれば、重曹水を使った掃除だけでは不十分だということです。

重曹水を使って拭き掃除をする前に、大まかなゴミを掃除機や粘着クリーナーであらかじめ取っておくことも大切です。

カーペットに潜むごみを取り除き、見えない汚れを拭き取ることが重要だということを覚えておきましょう。

カーペット掃除に使える道具2選

カーペット掃除に役立つアイテムは、重曹だけではありません。

重曹と他の道具を合わせて使うことで、よりカーペットをキレイにできるでしょう。

ゴム手袋

重曹水でカーペットを拭く前のごみ取りの段階で使えます。

使い方は、ゴム手袋を装着して、カーペット表面をなでるだけです。

カーペットの奥に潜んでいる髪の毛やほこりを簡単に回収することができます。

ゴム素材の手袋を使うというのがポイント。

ブラシ

ブラシを使ってブラッシングすることで、カーペットの毛の根元に入り込んだごみの回収をすることができます。

ペット用のブラシやシャワーブラシなど、ブラシの感覚が広いものを使うのがおすすめ。

カーペットの根元まで入ったゴミは掃除機だけでは取れないので、毎回と言わずとも、年に何回か使ってみてはいかがでしょう。

まとめ

カーペットに重曹を粉末のまま、振りかけて掃除をする方法は、場合によって後悔することがあります。

カーペット掃除で失敗しないために、重曹の性質やカーペットに対しての正しい使い方を知っておきましょう。

より手軽にカーペットをキレイに掃除することができますよ。

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