カーペットは、頻繁に掃除や洗濯をするものではないというイメージがある人が多いでしょう。
しかし、カーペットは毎日使うものなので、日々汚れや蓄積しており、見た目にはキレイでもどんどん汚れています。
また、汚れが蓄積したまま放置していると、ダニなどのハウスダストを発生させる原因にもなってしまうのです。
衛生的に良くないですし、ハウスダストアレルギーのある人なら、症状が出ることもあるでしょう。
カーペットの適切な掃除の頻度と簡単に清潔なカーペットを保つコツを紹介します。
カーペットに掃除機をかける頻度とコツ
カーペットに掃除機を頻度は、理想は毎日かけるのが良いです。
室内の掃除機をかけるついででできると、苦なくできていいですよ。
難しい場合は、2~3日に1度程度できれば、問題はありません。
掃除機のかけ方は、まずカーペットの繊維に沿ってゆっくりとごみを吸い取ります。
全体に掃除機をかけ終わった後、今度はカーペットの繊維に逆らうようにしてごみを吸い取りましょう。
繊維に沿ったかけ方と、繊維に逆らうかけ方をすることで、表面から繊維の奥のゴミまでしっかりと吸引することができます。
ここでのポイントは、掃除機をゆっくりとかけることです。
フローリングと同じ要領で掃除機をかけても、ごみを十分に吸い取ることは難しいでしょう。
1か所に20~30秒ほどの時間をかけて、ゆっくりと掃除機をかけることで、ごみがしっかり取れます。
フローリング掃除に使う掃除機で、カーペットの掃除をすることに抵抗のある場合は、布団用掃除機を使用しても良いでしょう。
布団掃除機は、布団など布類のゴミやハウスダストを掃除するための掃除機なので、カーペットの掃除でも活躍できます。
布団掃除機のかけ方は、基本的にはフローリング用掃除機の時と同じです。
カーペットの拭き掃除をする頻度とコツ
カーペットの表面がべたついている、という経験はありませんか?
毎日カーペットを素足で踏んでいたり、寝転がったりしていると、カーペットの表面に汗や皮脂汚れが付着します。
汗や皮脂の汚れが付着し、水分が抜けてしまうと、汗や皮脂の成分のみが残り、カーペットがべたつく原因となるのです。
カーペットのべたつきは、表面の拭き掃除を行うことで改善することができます。
拭き掃除は、月1回程度行うことが理想とされています。
掃除の方法は、掃除機でごみやほこりを吸い取った後、水や重曹水で濡らした雑巾で拭き取り、乾燥させるだけです。
べたつきが酷いと感じるときは、重曹水をスプレーボトルに詰め、全体に振りかけて1時間ほどしてから、もう一度水で絞った雑巾で拭いてください。
重曹の成分が汗や皮脂を中和させ、べたつきを簡単に取り除くことができます。
また、ジュースなどをカーペットにこぼし、シミを作ってしまったときは、すぐに掃除をするようにしましょう。
重曹水で絞った雑巾で、シミのできた箇所を叩き拭きすれば、すぐにシミを落とせます。
重曹の成分をカーペットに残さないために、シミが取れたあと、水で絞った雑巾でも軽く叩き拭きをするようにしてください。
重曹水を使用した掃除の方法は、カーペットの異臭を取るのにも役立てることができます。
重曹には、嫌な臭いを吸着させる成分があるため、拭き掃除をするだけでも十分に臭いを消すことができるでしょう。
カーペットから変な臭いがする、という場合にもぜひ試してみてください。
カーペットの表面だけでなく、裏面にも注意しよう!
カーペットの表面にばかり気が向いてしまいますが、カーペットの裏側も、実はゴミやほこりが蓄積して汚れているのです。
月に1回程度は、カーペットをはがして、裏面も掃除するようにしましょう。
カーペットの裏側の掃除は、表側と同様に掃除機をかけるだけです。
洗濯竿やベランダの手すりに、裏向きにカーペットを干し、粘着クリーナーなどでゴミを取る方法も効果的です。
どうせなら徹底的にキレイにしたい!という場合には、洗濯機にかけてしまうのも一つの方法でしょう。
自宅またはコインランドリーで洗濯すれば、両面を同時にキレイにすることができます。
カーペット下のフローリングの掃除も同時に行うことができるので、月に1度、カーペットの洗濯ができれば、最も清潔でキレイにすることができるでしょう。
カーペットを洗濯機にかけても良いかどうかは、洗濯表示を確認してから行ってください。
まとめ
カーペットの清潔を保つための掃除の頻度とコツについて紹介しました。
カーペットは毎日使うものですが、毎日掃除するのは難しいですが、週1~月1程度であれば定期的に掃除できそうですね。
毎日行う場合でも、他の掃除のついででできる掃除の方法なら、続けることも難しくはないでしょう。
どの方法も、自宅にあるもので簡単に掃除できるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
簡単掃除で、清潔なカーペットでの生活を過ごしてみてください。