みなさん、お掃除はお好きですか?
きれい好きでよく掃除をするという人、ストレス発散のために身の回りをきれいにするという方もいらっしゃるようです。
それでは、換気扇の、それも毎日お料理した油がべっとり付いた、キッチンの換気扇のお掃除はお好きですか?
今回は、「毎日はお掃除できないけれど、やるとなったらきれいにしたい」、重曹を使ったキッチン換気扇のお掃除の効果と方法について取り上げてみたいと思います。
換気扇の効果的なお掃除方法!重曹を使いこなそう!
前書きでも取り上げたとおり、キッチン換気扇のお掃除は毎日できるものではありません。
それでも、キッチンは食品を扱う場所ですし、衛生管理的に考えてもきれいにしておきたい場所ですよね。
だからといって、本気でやるには時間も費用もかかりそう…そう思っている方もたくさんいらっしゃると思います。
実際のところはどうなんでしょう?
地球にも人間にも家計にも優しい万能洗剤
今、ドラッグストアやスーパーのお掃除グッズコーナーにはたくさんのお掃除用洗剤が並んでいます。
キッチン用の洗剤だけをとってみても、各メーカーごとに、様々な趣向を凝らした洗剤を発売しているのが現状で、値段も用途もピンからキリまで、正直どれを選ぶか迷ってしまいます。
特に、敏感肌などで肌が弱いという方や、小さなお子さんがいる家庭などでは、お掃除に使用する洗剤にもとても気を遣われている女性の方も多いはず。
その中で、肌や身体、環境にも優しく、安価に手に入るお掃除用洗剤として「重曹」を挙げる方が多くいます。
重曹っていったい何?
まず、そもそも重曹とは、正確に言うと『炭酸水素ナトリウム』といい、『ベーキングソーダ』としても知られている『食品添加物』で、もともと自然界に存在しているもの。
ケーキやパンを焼く時、生地を膨らませるのに使用するもので、当然、口から体の中に入っても大丈夫。
つまり、食品を扱うキッチンで洗剤として使う場合、赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭でも、一般的に市販されている化学物質由来の洗剤より、安心して使えるというわけです。
また、市販の洗剤よりもとても安価で手に入れる事ができるため、お財布にも優しいという点も嬉しいポイントです。
洗剤として使用する重曹であれば、なんと百均でも少量から入手可能なんです。
お掃除にもお料理にも使いたいという方には、食品添加物として認可されている『食用重曹』が、スーパーやドラッグストアなどでも安価に手に入ります。
重曹は、人間にも環境にも優しく、なおかつリーズナブルな価格で手に入る万能洗剤といえますね。
換気扇のお掃除方法!頑固な汚れも落ちるのか?
これまで、重曹がとても万能であるということをご紹介しましたが、ここからは実際のお掃除方法についてご紹介していきます。
重曹ペーストでつけおきそうじ!
重曹を使ったキッチン換気扇のお掃除には、粉のままの重曹を汚れに振りかけて磨く方法、水に重曹を溶かしてスプレーする方法など、いくつかの方法がありますが、今回はその中の『重曹でつけおきする』というお掃除方法をお教えします。
準備するものは、油汚れから身を守るためのゴム手袋、粉末の重曹、水、容器、ぞうきんかスポンジ、以上の5点です。
まずは、お掃除前の準備として『重曹ペースト』を作りましょう。
作り方は簡単で、容器に『重曹3対水1』の割合で重曹と水を入れます。
そして、容器を斜めに傾けてもたれてこない程度まで、しっかりと重曹と水を混ぜあわせます。
これで重曹ペーストの準備が整ったので、本格的にお掃除に取りかかります。
まず、ゴム手袋を装着して換気扇を取り外し、キッチンのシンクの中などの安定した平らな場所に置きます。
そして、換気扇の汚れているところに3ミリから5ミリ程度の厚さに準備しておいた重曹ペーストを塗り、15分から30分程度放置します。
その間に、重曹ペーストが白から茶色っぽく色が変わってきますが、これが重曹が油汚れを吸着したサインとなります。
時間が経ったら、ぞうきんやスポンジで茶色くなった重曹ペーストと一緒に油汚れをふきとるようにすれば、スッキリきれいになっているはず!
このとき、拭きとっても汚れがとれていないようであれば、もう一度『汚れにペーストを塗る→放置する→ふきとる』という作業を、汚れがとれるまで繰り返したらオーケーです。
重曹ペーストでも落ちない頑固な汚れを落とす方法
重曹ペーストで付けおきする方法でどうしても落ちない、頑固な汚れを落とすには、どうすればいいでしょうか?
重曹で、キッチン換気扇の頑固な油汚れを落とす方法もありますので、そちらも一緒にお教えします。
準備するものは、ゴム手袋、粉末の重曹は先ほどと同じですが、水の代わりに50~60度くらいのお湯と、換気扇の部品が入る大きさの容器か45リットルのゴミ袋を2枚、スポンジやブラシなどの汚れを磨くもの、以上5点を用意します。
まず、お掃除の前準備として、換気扇の部品が入る大きさの容器か45リットルのゴミ袋を2枚重ねて広げたものを用意します。
なぜゴミ袋を2枚重ねるかというと、換気扇の部品がビニールに引っかかって破れることがあるからです。
そこに、50~60度程度のお湯に重曹を1カップ入れ、しっかりとかきまぜた『つけおき重曹湯』を入れます。
これでつけおきするための準備ができました。
それでは、実際の作業に取り掛かります。
まず、ゴム手袋を装着して換気扇を取り外します(ここまでは重曹ペーストを使った方法と同じです)。
それから、準備しておいた『つけおき重曹湯』に、換気扇全体がしっかりと浸るように入れます。
このとき、ビニール袋を使用している場合には、換気扇を入れてからビニール袋の口を結ぶか、袋の口をゴムバンド等で閉じてしまえば、袋の中身があふれる心配がありません。
その後、約1時間ほど放置します。
つけおきしている間、ペーストを使った時と同じように重曹湯が茶色く変色してくるので、これが汚れが分解されている合図となります。
時間がたって、しっかりつけおきできたら、容器やビニール袋から換気扇を取り出し、スポンジやブラシで汚れているところをしっかりこすって汚れを落とします。
水でしっかり汚れと重曹湯をすすぎ洗いし、換気扇が完走したら元のところに戻してお掃除終了です。
まとめ
今回は、重曹を使ったキッチン換気扇のお掃除方法をお伝えしました。
人間にも環境にも優しく、家計にも優しい重曹を使えば、面倒に思えるキッチンの換気扇のお掃除も簡単にできることが分かりました。
あまりお掃除しない場所でもこまめにきれいにして、健康ですっきりとした生活を送りましょう!