鏡の水垢掃除は大変と思われがちですが、家にあるものを使えば簡単にキレイにすることができます。
専用の洗剤やクレンザー、スポンジなどの道具を買い揃える必要はありません。
水垢汚れがどうしてついてしまうのか、という原因を把握し、それらに対して反対の性質をもつもの使えば簡単にできるのです。
そしてそれらは、気づいてないだけで家の中に常備されているものがほとんど。
今回は家にあるものでできる、簡単な鏡の掃除方法について紹介していきます。
鏡掃除に大活躍!レモンを使った掃除の方法!
鏡の汚れはレモンを使えば簡単にキレイに汚れを落とせます。
これは、鏡汚れの原因となる成分に対してレモンが反対の成分を持つからなのです。
鏡の汚れは、水道水のカルキに含まれるカルシウムやマグネシウムが乾燥し、鏡に付着することが主な原因となります。
このカルシウムやマグネシウムはアルカリ性。
対して、レモンの汁に含まれるクエン酸は、酸性の性質を持ちます。
汚れの性質に対して反対の成分を使って掃除をすることで簡単にキレイにすることができるのです。
レモンなんて家では買わない!というご家庭も代用できるものがあります。
家の冷蔵庫にレモン果汁はおいていませんか?
この掃除に必要なのはレモンの果汁なので、調味料に使われるレモン果汁も十分に代用することができます。
掃除の手順は、
① レモン果汁でキッチンペーパーを浸し、鏡の汚れが気になる部分に張り付け、上からラップをかけて30分ほど放置する。
② 30分後、ラップをはがして張り付けたキッチンペーパーで鏡全体を拭きあげる。
③ 柔らかい布かスポンジで水洗いを行う。
④ 乾いたタオルで乾拭きする。
この4工程でピカピカの鏡に仕上がります。
レモンの果実を使う場合は、レモンで鏡を直接磨いても良いです。
ただし、ガンコな汚れの場合は時間も労力もかかるので、最初にレモン果汁で鏡をパックし、汚れを浮かせておくほうが良いでしょう。
家にレモンもレモン果汁もない場合は、クエン酸で代用することも可能です。
クエン酸を水かぬるま湯で溶かしたら、使い方や掃除の手順はレモンの時と同じです。
レモン汁やクエン酸を使うときの注意として、掃除の後は酸性の成分が鏡に残らないようしっかり水で流してください。
鏡が腐食する原因となります。
鏡掃除の裏技?歯磨き粉でウロコ汚れを撃退!
家で常備されている歯磨き粉も、実は鏡の掃除に効果的です。
歯磨き粉に含まれる研磨剤の作用が鏡のウロコ汚れを撃退してくれます。
先に説明したレモンを使った掃除の方法と組み合わせて使うと手間も少なく簡単にキレイにできるのです。
鏡をレモン果汁でパックした後、歯磨き粉を水で濡らしながらスポンジや古い歯ブラシでこすります。
レモンの酸性に反応して浮き上がった汚れを歯磨き粉の研磨成分で確実に落とすことができます。
歯磨き粉を使用した後は、成分が残らないようにしっかり水で洗い流しましょう。
残ってしまうと、鏡が白くぼやけてしまう可能性があります。
この時も最後に乾拭きを行うと、歯磨き粉の成分を残さず落とすことができるので必ず行うようにしてください。
いつも使っている歯磨き粉を掃除に使うのには抵抗があるという方。
そんな方には、旅行で余ったり、ホテルのアメニティでもらった歯磨き粉を使うと抵抗感も少なく済みます。
家の余りものの処分をすることもできるので、整理したときに余った歯磨き粉が見つかったときに使ってみてください。
きれいな鏡をキープするためには毎日のお手入れが大切!
掃除でいくらきれいにしても、毎日キレイな鏡をキープするためにはお手入れが欠かせません。
鏡の汚れは、水や埃・手垢などによって日々蓄積されています。
汚れがたまったところをまとめて掃除するときも、日々少しのお手入れをしておくと汚れ具合が格段に変わります。
お手入れの方法は簡単で、柔らかい布やマイクロファイバークロスで使用後にサッと乾拭きするだけです。
水分や埃を毎日払っておくだけできれいな状態を保つことができます。
洗面所に乾拭き用の布を常備しておき、気づいたときにサッと拭く習慣をつけると良いでしょう。
雑巾などの掃除用の布を常備しておくのが嫌な人には、使用済みのフェイスタオルを使うのもおススメです。
ほんのりと水分を含んだタオルなら吸水性も良く、細かいホコリも簡単にとることができます。
使った後は洗濯をするだけなので、清潔さも保て、掃除道具のための余分なスペースも必要なく便利です。
もちろん、明らかに汚れがある場合は雑巾でしっかり汚れを落とすようにしましょう。
まとめ
家にあるもので鏡は簡単にキレイにすることができます。
汚れの性質と使用するものの性質を理解しておくだけで、無駄な労力をかける必要もなくなるのです。
今まで鏡掃除で大変な苦労をしてきた人にはぜひ試してほしいおススメの方法となっております。
次の休日にでも試してみてはいかがでしょうか?