1日に必要な睡眠時間は、だいたい8時間ほどがベストだといわれます。
24時間中8時間、つまり、単純計算で1日の3分の1はベッドで過ごすことになります。
良質な睡眠をとるためには、いくつかの要素が関係していますが、その中でも『眠りの質をよくするために寝具にこだわっている』というかたは多くいらっしゃるようです。
しかし、せっかくいい寝具を揃えても、実際に使い始めてからのお洗濯方法を間違えてしまっては、すぐにダメにしてしまいますね。
そこで今回は、普段使用しているシーツをお家でメンテナンスする方法や、柔軟剤をどう使えばフワフワに洗いあがるのかをお教えします!
シーツ洗濯は洗濯機でOK!でもどのコースで洗えばいい?
皆さんが普段使用されている洗濯機には、通常洗い、手洗い、ドライなど、機種によって名称は異なりますが、色々なコースが自動で設定されていることと思います。
洗濯機の機種ごとに異なりますが、代表的ないくつかのコースメニューをあげて、シーツのお洗濯にはどのコースで洗うのが一番適しているか、検証してみましょう。
お洗濯の前に必ず確認するべきこと
まず、コースメニューをご紹介する前に、確認するべきことがあります。
それは、シーツの取り扱い絵表示を確認すること。
シーツのタグの部分に表示されているイラストで、『この洗い方が適しています』と、そのシーツの製造会社が指定してくれているものになりますので、まずここを確認しましょう。
シーツで多く見られる表示は「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」。
洗濯機マークだけの場合は、通常洗いコースや大物洗いコースで洗って大丈夫という表示になります。
その他に、洗濯機マークに『弱』と書かれている場合や、手洗いマークがある場合は、繊細な素材を使用しているシーツということになりますので、おしゃれ着洗いコース(またはドライコース)を使用するように指定されています。
それぞれの表示を確かめて、そのシーツの素材の特徴をよくつかみ、適切なコースを選びましょう。
それでは、実際にどういうコースがあるかをご紹介します。
洗濯機の代表メニューをご紹介
一つ目に、一番一般的なものとして『標準コース』からご紹介します。
こちらは、普段のお洗濯に最適な設定となっていて、洗えるものもタオルや靴下、パジャマ、Tシャツなど幅広くなっています。
一番使う頻度も高いコースとなっています。
次に、おしゃれ着洗いコース、ドライコースとも言われるコースがあります。
少しデリケートな衣服や、型崩れしやすい衣服を優しく洗うコースです。
ニットやワンピース、スカート、スーツや学生服、制服などもこのコースで洗っているという方は多いかと思います。
次に、大物洗いコース、毛布洗いコースとも言われますね。
こちらが、その名の通り、大きな毛布やブランケット、シーツなどのかさばるものを選択するのに適しているコースとして設定されています。
今回ご紹介している『シーツ』を洗うのに適しているのも、こちらのコースとなります。
シーツを洗濯する場合は、そのまま洗濯機の洗濯槽の中にシーツを投入するのではなく、大きな『毛布用洗濯ネット』にシーツを折りたたんで入れてから洗濯機の中にいれることがおすすめです。
洗濯機の説明書にも『毛布洗いコース』のページには、「洗濯物を洗濯ネットに入れましょう」と必ず書かれている部分があると思います。
ネットに入れて洗うことで、シーツの生地が洗濯槽に引っかかったり、ネットのファスナーにシーツの生地が絡んで、生地が傷んだり破れたりすることを防げますし、洗濯している間にシーツにゴミやほこりがついてしまうことも防げます。
シーツを洗う頻度とは?
一般的に、シーツを洗う頻度は『週に1回』と言われています。
シーツのような大きなものを洗うのは面倒で、干す場所も限られているため、週に1回となるとなかなか大変ですが、直接肌に触れるものですし、長時間そこで無防備な状態のまま過ごすことになりますので、できればいつも清潔な状態を保っておきたいものですよね。
季節によって、汗をよくかく夏場と、あまり汗をかかない冬場で、汗や皮脂といった目に見えない汚れがシーツにたまる量も違います。
そのため、夏場はよく汗をかくので『週に1回か2回』洗うのが好ましいとされています。
また、あまり汗をかかない冬場は、『少なくても2週間に1回洗うくらい』が好ましいといわれます。
これらはあくまで目安ですから、季節や気候、寝ている人の健康状態や、シーツの匂いなどをよく見極めて、シーツも清潔な状態を保てるように心がけましょう!
シーツお洗濯のもう一つのポイント!柔軟剤の上手な使い方!
冒頭で取り上げましたが、人間の睡眠時間で最適とされているのは『1日8時間』、1日の3分の1をベッドの上で過ごすことになりますので、寝心地がイイと寝入りも寝起きもとてもスムーズになりますね。
シーツも、寝ている間に直接肌に触れる部分の寝具なので、シーツの手触りや肌触りにこだわりを持っている方も多くいます。
シーツを洗う際には、先ほどご紹介した『大物洗いコース(または毛布洗いコース)』で洗うのがベストとされていますが、シーツをフワフワで柔らかく仕上げたい場合、柔軟剤を使用しても大丈夫なんでしょうか?
柔軟剤は使ってOK!しかし注意点もアリ
結論から言うと、『シーツのお洗濯、毛布洗いコースでのお洗濯方法でも柔軟剤は使ってOK』です!
柔軟剤を使うことで、シーツの生地が柔らかく、ふわふわに仕上がるので、とても肌触りがよくなり、寝心地がよくなったと感じることもあると思います。
しかし、柔軟剤を使う上で注意点がひとつあります。
柔軟剤には、「繊維をコーテイング」する作用があり、結果的にシーツの吸水性を悪くしてしまう性質のものもあるようです。
そうした場合、吸水性が下がっていますので、寝ている間にかいた寝汗をシーツが十分に吸い取れず、むれやすくなるということがあるようです。
そのため、シーツを洗うときに使用する柔軟剤は、パッケージなどに『吸水性を損ないません』と書かれているかどうかをよくチェックして選ぶようにしましょう!
まとめ
今回は、シーツのお洗濯方法と、柔軟剤を使用する際の選び方、注意点などを取り上げました。
シーツを状況に応じてこまめに洗濯することで、肌触りがよく清潔なシーツで良質な睡眠時間を確保できるほか、ダニやノミなどのアレルギー反応を起こさせる物質を体に取り入れないことにもつながります。
あまりシーツを洗ったことがない、シーツの洗い方や頻度が分からないというかたでも、この記事を参考にして、清潔なシーツで良い睡眠をとられてくださいね。