雑巾を使った後、洗濯の方法に困る人も多いでしょう。他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れてしまっていいのか?それとも汚れものとして分けて洗ったほうがいいのか?迷うこともあるでしょう。
今回はそのような疑問を解決しながら基本的な雑巾の洗い方やガンコな汚れのついた雑巾の洗い方を紹介していきます。
雑巾と他の洗濯物は分けて洗うほうがいいの?
使用済みの雑巾と他の洗濯物を一緒に洗うかどうかは、人によります。
雑巾を軽く手洗いしてからなら他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れてしまう人もいれば、雑巾に付いた雑菌や臭いが他の洗濯物に付きそうだから絶対に嫌だという人もいます。
基本的には他の洗濯物とは分けておくほうが衛生的には良いです。更に衛生的なのは、雑巾は使い捨てにして洗濯をしないのがより良いです。
我が家では使い古したタオルを小さく切って使ってましたが、洗う手間もなく他の洗濯物との兼ね合いを考えずに済むのでとても楽でした。
しかし雑巾を毎回使い捨てにするにもコストがかかりますし、使い古しのタオルも無限にあるわけではないので、時々は洗濯して使いまわすこともあります。
そんな時他の洗濯物と一緒にするのはやはり抵抗があったので手洗いをしていました。
雑巾の手洗い方法
雑巾の手洗いのために新たに買い足したりするものはほぼありません。
自宅で使っている酸素系漂白剤や洗濯用洗剤で十分です。
注意としては、洗剤を手で扱うので、肌が弱い方はゴム手袋を着用して手洗いしてください。
- 洗面器やバケツを用意し、その中にお湯をいれて湯量に合わせて酸素系漂白剤を入れて混ぜます。洗面器やバケツの用意が面倒な場合は洗面台で行ってもOKです。ただし使用後はしっかり掃除することをおススメします。
- 漂白剤入りのお湯に使用済み雑巾を浸し、30分程度放置しておきます。
- 30分後、お湯を流して水に張り替え、普段使いの洗濯用洗剤でもみ洗いをします。自宅に洗濯板がある場合は板にゴシゴシとこすり付けて洗ってもOKです。
- 十分なもみ洗いの後は水で泡が出なくなるまでしっかりとすすぎます。
- 水気をしっかり切り、風通しの良い場所に干して洗濯終了です。
漂白剤を使うときにお湯を使用することで汚れが落ちやすくなるのでおススメです。
わざわざお湯を準備するのがもったいないと感じる方は、お風呂の残り湯を使えば水道代やガス代の節約になります。
残り湯の汚れが気になるという方もいるとは思いますが、もみ洗いの時にきれいな水を使うので汚れは十分取れますよ。
汚れのひどい雑巾の洗い方
黒ずみがひどかったり、嫌な臭いがするような場合は先に紹介した手洗い法では汚れや臭いが落ちないこともあります。
そこで、ガンコな汚れや臭いをご家庭にあるものでしっかり落とす方法を2つ紹介します。
塩素系漂白剤を使った手洗い法
塩素系漂白剤の特徴は「強力な除菌と漂白効果」です。
ただし、強力な洗剤である分取り扱いには十分な注意が必要です。
商品に記載されている取り扱いの注意をよく読み、使用するときは必ずゴム手袋を着用しましょう。
- 先に基本の手洗いをしておきましょう。より汚れが落ちやすくなります。
- 水かぬるま湯を洗面器やバケツに張り、水量に合わせて塩素系漂白剤を入れる。商品の説明書きに適量が記載してあるので、説明書きに書かれている量を入れてください。
- 雑巾を漂白剤入りの水に浸して30分ほど浸け置きします。
- 漂白剤入りの水を流し、水で泡が出なくなるまでしっかりとすすいでください。
- 風通しの良いところで乾燥させて終了です。
煮洗い法
塩素系漂白剤などの強力な洗剤を使う方法は嫌だという方におススメです。
こちらは普段使わない鍋、または雑巾など汚れものの煮洗い専用にしている鍋を用意し、文字通り煮込み洗いしていきます。
- 煮洗い用の鍋に7~8割の水を入れて沸騰させます。
- 水量に応じた量の酸素系漂白剤を入れる
- 雑巾を入れて弱火で10分ほど混ぜながら煮ます。
(煮洗いの前に通常の手洗いをしておくとより効果がUPします) - お湯を捨てて水でしっかりすすぎ、風通しのいいところで乾かして終了です。
雑巾をお湯に入れたあと混ぜながら煮込むのは焦げることを防ぐためです。
きれいにするために煮込んでいるのに焦げて使い物にならなくなってしまっては本末転倒ですよね。
また、煮洗いには雑巾の素材によって向き・不向きなものがあります。綿や麻などの素材なら熱に強いのであまり心配はありませんが、その他の場合、熱で生地が傷んでしまい使えなくなってしまうこともあるので注意してください。
洗剤を煮込むという作業になるので、部屋の換気を十分に行い、万一気分が悪くなったりしたときは一旦作業を止めるなど十分に気を付けてください。
まとめ
雑巾は基本他の洗濯物と分けて手洗いすることをおススメしてきました。そのほうが気持ち良く洗濯をすることができます。
手洗いといっても手順の半分は浸け置き洗いになるのでそこまでの手間はありません。
汚れがひどい場合にももうひと手間加えるだけできれいな雑巾を保つことができます。
使用するものもほぼ家庭にあるものでできるのでぜひお試しください。