美容院へ行ってたまに手袋を付けてシャンプーする美容師さんを見かけます。
最初はなぜ手袋を付けているのだろうと疑問を感じていましたが、美容師さんならではの“職業の悩み”があったんですね。
美容師さんは手荒れがひどく、人によってはそれが原因で美容師の道をあきらめてしまうケースもあるそうです。
手荒れを防ぐため、手袋をしてシャンプーしてるんですね。
今回は手荒れに悩む美容師さん向けに手袋シャンプーについての記事をまとめてみました。
美容師のためのシャンプーの手順!手袋付けても気持ち良くなるコツ!
手袋を付けてのシャンプーは、どうしても摩擦が強くなってしまい、髪の毛に引っかかってしまいます。
これをクリアするためには洗い方を工夫するしかありません。
基本的には擦り洗いをすることが多いと思います。
手袋シャンプーの時はニーティングやツボ押しを駆使して、ヘッドスパのような感覚でシャンプーをすればお客さんも不快にならず、髪の毛にも引っかかりにくくシャンプーができます。
指を一生懸命動かすのではなく、手首の動きを上手に使ってマッサージするとより気持ちよさを与えることが出来るでしょう。
美容師の手袋シャンプー!練習で感覚を磨くためのポイントと方法!
通常のシャンプーだと押すようにして頭皮を擦ります。
しかしこのやり方だと紙の生え方、重力、水流で流れ落ちていく髪の毛に逆らって指を当てるため、摩擦が強くなり引っかかってしまいます。
ですので逆に、指を引く感覚で頭皮を擦るようにして手を通していくと摩擦が起きにくくスムーズにシャンプーすることができます。
また手袋をしていると温度感覚が鈍くなります。
シャワーのお湯が熱かったり冷たかったりすると、お客さんに不快を与えてしまいます。
このようなことを防ぐためには、腕の内側で温度を確認することです。
腕の内側は他の部位に比べ冷えやすい部分なので、少し低めの温度のお湯から当てていき、確認をしていきます。
最初は適温が分かりにくいかもしれませんが、何度か練習をすれば適温を感じ取ることが出来るでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お店によっては手袋をしてシャンプーするのを禁止にしているところもあるようです。
ご自身の体が傷つき、仕事に支障が出たり、健康を害してしまったりするほうがよっぽどデメリットだと思います。
たかがシャンプー、されどシャンプーです。
直接お客さんに触れる職業だからこそ、練習を重ね、良いサービスを提供しなければなりません。
自分の体を守りながら、技術を磨いていきましょう。