弔電は、葬式などに参列が叶わない場合に遺族へ送る、お悔やみの電報です。
仕事をしていると、送らなければならない時が出てきます。
弔電を誰に宛てて出すのか、差出人はどう書けばいいのか…弔電に関する初歩的な疑問についてまとめてみました。
弔電の宛名は基本的に喪主!事前にフルネームを確認しておこう!
弔電を送る際、宛名は故人ではなく喪主に宛てるのが一般的です。
しかし、喪主と直接の面識が無い場合にはどうしたらいいのでしょうか?
・それでも宛名は喪主
例えば友人の家族の訃報を知り、友人を励まそうと弔電を送る場合でも、その友人が喪主ではないなら友人名で送るのは控えましょう。
例え面識が無い場合でも、喪主に送るのがマナーです。
どうしても喪主の名前が分からない
葬式などへの参列が叶わず、弔電を送る場合には誰が喪主を務めるのか知る必要があります。
しかし訃報を伝えてくれた人に尋ねても分からない場合は、どうしたらいいのか、困ってしまいますよね。
直接ご家族へ尋ねるにしても、連絡がつかなかったり、お通夜の前で、準備で忙しい中を問い合わせるのは、気が引けてしまいます。
お通夜を執り行う斎場で尋ねても、今は個人情報の管理に厳しく、教えてはもらえません。
どうしても喪主のフルネームが分からない場合には、【◯◯家 御遺族様】と宛名に書くといいでしょう。
弔電の宛名に会社名は入れない!入れるなら差出人の社名と肩書!
弔電を送る際、宛名と差出人名を書かなければいけません。
一般的に喪主が会社関係者であった場合でも、宛名(喪主名)に会社名を付けて送る事は、ほとんどありません。
ただし故人や喪主が会社関係者であった場合、差出人の欄には『会社名・肩書(役職名)・名前』を書きます。
また、肩書は役職が上の人の名前で出すのが一般的です。
連名で送る際にも、役職が重い人から順に名前を書くようにしましょう。
大きい会社であった場合には、『会社名・部署名・社員一同』として、部署ごとに弔電を送る事もあります。会社名で弔電を出す場合には、規則を確認しましょう。
差出人の欄には、住所も記入しなければなりません。
会社名で弔電を送る場合は、会社の住所を記入しましょう。
まとめ
会社の名前で弔電を送る場合には、通常の弔電より細かなマナーがあり、注意が必要です。
もし弔電を送るのが初めての場合には、周囲の人に相談し、故人や故人のご家族に対して失礼のないように十分配慮して送るようにしましょう。