令和に入って特に話題となっている年金問題。
誰もが関係する将来のお金です。
漠然とした不安に駆られる人が多いのではないでしょうか。
老若男女1200名を対象にしたある調査では、老後の生活資金を不安に思う人は81.3%と報告されています。
不安に思う理由に、年金が将来破綻する恐れが大きいから、いくらもらえるか不透明だから、充分な貯金がないからなどが挙げられています。
少子高齢化が深刻化しているので、このように思うのは仕方のないことです。
しかし、本当にこのままだとわたしたちの老後は危ういのでしょうか。
老後の不安をぬぐう打開策にどんなものがあるのか考えてみましょう。
老後が不安!貯蓄が少ししかない!それでも何とかなる理由!
老後の貯蓄はいくらあれば安心でしょうか。
金融庁は2000万円の貯蓄額を報告書に挙げていたようですが、一般的にはハードルの高い数字だといえます。
では、貯金の少ない人はどうすればいいのでしょうか。
老後の資産額は、その人がどんな職業に就いているかで左右されます。
会社員であれば最低限の厚生年金があるので、公的年金の受給である程度の生活水準が期待できるでしょう。
勤め先によっては退職金や企業年金も存在するので、これらをうまくやりくりできれば今の時点で貯蓄がなくてもある程度まかなえます。
しかし、自営業者の場合は公的年金が少ないので、自助する必要があるでしょう。
貯蓄と収入でやりくりすれば、これもある程度まかなえます。
ここで、公的年金と貯蓄ばかりに注目しがちですが、他に大事なことが3つあります。
支出の見直し、労働の継続、公的保障の理解です。
収入と違い支出は自分の力でコントロールできますよね。
雇用も65歳まで可能になり、将来はこれよりさらに上限が上がる可能性が高いです。
将来に備えて蓄えるのは当然ですが、それに加えて健康な限り働き続けることが重要になります。
年金以外にも国や自治体で支援を受けられる制度はたくさんあります。
これらを踏まえて老後を計画すると、少しは肩の荷も楽になるのではないでしょうか。
老後も賃貸生活のままだと不安!?メリットとデメリットを比較!
賃貸と持ち家はどちらがいいか、これは賛否両論に分かれるテーマですが、老後はどうでしょう。
実際、賃貸に住む高齢者は普通にみかけますよね。
老後の賃貸にもメリットとデメリットが存在します。
メリットとしては、住宅にかかる税金がない、設備や内装に修理費がかからない、収入やライフスタイルの変化に合わせて住み替えができるなどが挙げられます。
持ち家だと何でも自分で手配して費用を負担する必要があるので、賃貸はその点楽に生活できるものといえます。
デメリットとしては、ペットの飼えない物件が多い、高齢になると借りづらい、いくら家賃を払っても資産にならないなどが挙げられます。
しかし、だからといって全く借りられないわけではないので、自分の条件に合う物件を根気強く探せば見つかるはず。
持ち家がなく今後も賃貸暮らしを希望しているなら、老後も賃貸で暮らしていくことは人によって充分メリットのある選択といえるでしょう。
まとめ
老後資産が問題視されている現代、自分の資産がどれくらいになるのか整理して将来を考えることが大事になると思います。
正直、何をすれば確実といえるかは誰も断言できません。
しかし、根拠のない不安にばかり襲われる人生も楽しくないですよね。
ある程度は何とかなる、という気構えが必要なのではないでしょうか。
そのうえで、将来の自分のためにできることから始めてみてはいかがでしょうか。