暑い夏は冷房が欠かせませんが、気になるのは電気代。
「こまめにエアコンのオン・オフをしているのにどうして電気代が高いままなの?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
実は、こまめな電源のオン・オフは節電には逆効果なのです。
冷房のお得な使い方について調べてみました。
冷房代を節約するならつけっぱなしに!起動時に消費量が多くなる!
夏はとにかく電気代がかかりますよね。
調べたところ、北海道を除いた夏の電力需要のピーク時間帯(14時頃)の電力消費率は
2位・冷蔵庫…約17%
1位・冷房…約58%
となっており、エアコンが圧倒的です。
なるべくなら、消費電力を抑えたいですよね。
エアコンはつけっぱなしがお得!
エアコンに限らず、ほとんどの家電は電源を入れて起動する際にかなりの電力を消費します。
特にエアコンは、起動してから設定温度に達するまでずっと高い電力を消耗し続けます。
こまめに電源のオン・オフをすると、そのつど起動時に電力がかかり、オフにしている間に上がった室温を冷やすために、さらに電力がかさみます。
エアコンは、設定温度に達した室温を維持するにはそこまで電力はかかりません。
なので、エアコンはつけっぱなしにして使用した方が節電になるのです。
冷房をつけっぱなしにしても換気はしよう!空気は循環した方が効果的
エアコンを長時間つけっぱなしにしていて、換気を気にしたことはありますか。
換気をすると、部屋に温かい空気が入り込んでくるため、冷房の効きに悪いと思っている人も多いと思いますが、それは間違いです。
空気は循環させた方が効果的
エアコンから出る冷気は空気の性質上、部屋の下の方に溜まりがちになります。
熱い空気は部屋の上に溜まるため、エアコンは「部屋が冷えていない」と錯覚してしまいます。
そのため消費電力がかかる上に、部屋の下の方では設定温度よりも低く冷え過ぎてしまうことがあります。
わずかな時間でも換気するだけで部屋の中の空気が循環され、室内の温度ムラが改善されます。
換気扇でも効果はある?
「エアコンで換気しているのに換気扇も使うのは無駄」と勘違いしている人は多いです。
エアコンは熱い空気を吸い込み、冷やして部屋に返しているので、換気効果はありません。
そのため長時間使用していると、空気が汚れたり部屋が乾燥したりしてしまうのです。
換気扇は空気の入れ替えや循環に効果があります。
エアコンと併用するのがおすすめです。
まとめ
冷房はこまめに電源をオン・オフをするよりも、つけっぱなしにした方が節電効果があります。
しかし、長時間つけっぱなしで使用していると空気が汚れたり乾燥してくるので、換気をしたり換気扇を使用するなどしましょう。
空気が循環して、温度ムラを防ぐのにも効果的です。