赤ちゃんはこの世に誕生してからのしばらくは多くの検査を必要とします。
黄疸のチェックや母乳の摂取量など、これから大きくなるために必要なものばかり。
その検査の中に身長や体重、胸囲と赤ちゃんの月齢に合わせて成長の度合いを調べることの出来る成長曲線があります。
赤ちゃんの平均値を帯状にグラフ化したもので、健診や日々どのぐらい大きくなっているかをグラフによって確認することが出来るのでご紹介したいと思います。
赤ちゃんの成長曲線は女の子のほうが小柄!成長には個人差がある!
この成長曲線は厚生労働省によって、10年ごとに乳幼児の身体発育を調査した結果を元に身体発育曲線を作成しています。
そのため、帯の中には各月齢の94%の赤ちゃんの計測値が入ります。
ですがら帯に入らなかったと不安になる必要はありません。
子供の成長過程はそれぞれでゆっくりさんにせっかちさんと個人差が現れるからです。
また赤ちゃんの成長曲線は男女によって別々に分けられており、どちらかと言えば女の子の赤ちゃんの方が小柄かな?と感じる程度です。
何よりここの計測結果で大切なのは前回の計測値よりも赤ちゃんが大きくなっているかどうか?にあります。
ですので成長曲線が大きすぎても小さすぎても前回よりも増えているのであれば、この子なりに成長しているのだと長い目で見ても大丈夫だと言えます。
ですが、この成長曲線をつけることで体重や身長の停滞や減少などを把握することが出来るため、子供の病気の早期発見にも繋がるのです。
赤ちゃんの成長曲線グラフはあくまで成長度合いを見るためのもの!
では赤ちゃんの成長の過程でどのような場合になったときに病気の可能性が疑えるのかをチェックしてみましょう。
・身長が伸びない
成長ホルモンの不足や甲状腺ホルモンの不足などは、ある時期から身長が伸びないとされている。
・体重が増えない&減っていく
特に体重云々に関しては心配されるママが多くいらっしゃいます。
赤ちゃんの具合にもよるのですが、腸炎などの、病気にかかった際は下痢や嘔吐により一時的に減る場合があったり、母乳の飲む量が減っていたりする場合もあります。
ですが、赤ちゃんの体調や機嫌をチェックする必要があります。
しかし、あくまでも成長曲線のグラフは成長の度合いをみるためのものです。
緩やかでもきちんと増えて曲線を描いているのであれば帯から少しはみ出していても神経質にならなくても大丈夫です。
まとめ
子育ては何度経験しても慣れないもので、上のお子さんが居てたとしてもその子と同じ軌跡を赤ちゃんが同じように辿ることはありません。
赤ちゃん一人一人個人差があり、生まれてくる体重や身長だって違っているのです。
平均値も大切ではありますが、あまりそこに囚われすぎず赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。