地元は関西ではないけれど、ご結婚を機に関西に住み始めた方もいらっしゃるかと思います。
そんな中で故人が亡くなり、法要が終わった後に香典返しをしなければいけないけれど、関東と関西で違いがあると聞いて不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は関西の香典返しのマナーについてご紹介していきたいと思います!
関西地方の一般的な香典返しとは?のしの表書きの違いについて
さて関西地方の一般的な香典返しの違いとは簡単に言うと「のしの表書きの違い」です。
東日本や四国九州地方でののしの書き方は一般的に「志」とのしの上段に書くことが多いです。
これには気持ちという意味があり、香典のお礼のお気持ちですとして用いられることが多いとされています。
それに対し、「志」以外にも「満中陰志」や「粗供養」という言葉は使われています。
この「満中陰志」とは仏教の用語で人が亡くなってから四十九日の間を「中陰」といい、この間7日ごとに忌中法要が行われます。
そして四十九日の日のことを「満中陰」といい、この「満中陰」に忌明け法要が執り行われることになります。
この日から1ヶ月以内にお香典を頂いた方々に香典返しを送るので、この香典返しのことを「満中陰志」というんだそうです!
香典返しはそこのルールに合わせよう!関西地方はのしの色も違う?
関東と関西ではのしの色も違うってご存知でしたか?
香典返しの他、中元やお歳暮の際にも使われるのしですが、その上に水引をかけるのが一般的で、この水引は用途によって結び方や色が違います。
例えば慶事だと紅白の花結びや鮑結びですよね?
弔事では黒白の結び切りを用いることが多いです。
黒白の水引は全国的に用いられていますが、多く見られるのは関東地方になります。
黒白の他に、黄白の水引があり、こちらは関西地方でよく見られるものになります。
他にも宗教によって表書きや水引の色が異なる場合がありますので、地域の慣習に従い、確認を怠ることなく、しっかりと準備することが重要となります。
自信がない場合は、お寺や地元のお菓子を取り扱うお店に問い合わせて聞いてみるのが確実かと思います。
のしの書き方も地域によって異なりますので、迷った際は上段は「志」下段は「〇〇家」と記載するのが一般的で無難だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
地域によって香典返しののしの書き方が変わるのは私も実は知りませんでした!
今回は、とても為になる情報だったと思いますので、これから住む地域が変わる!という方はこれから先のことを考えてあらかじめ調べておくのもいいかもしれませんね!